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2016年06月02日

これは禁句!保育士が保護者対応で失敗しないためのNGワード集

保育バランス

子供と接する事よりも、保護者への対応に気を遣うという人も多いのではないでしょうか?保護者からの意見には、筋の通ったものもあれば、理不尽なものもあります。ですが、どんなに理不尽に思えるクレームでも、決して言ってはいけない禁句があります。ここでは、保護者対応の際に気を付けたいNGワードをご紹介していきます。

関連:トラブルやクレームを減らす関わり方って?保育士の保護者対応のコツ

保育士の保護者対応「NGワード」具体例

では、具体的な言葉を見ていきましょう。

「園の決まり」

保育園には、その園ごとに方針や考え方があります。ですが、頭ごなしに「うちの園の決まりなのでダメです」と言い切ってしまうと、保護者の方は拒否されたと感じ、反発します。なぜその決まりがあるのか、その理由をきちんと説明し、納得していただく必要があります。

「普通は」

保護者の方からの相談や意見に対して「普通はこうなのですが」といった言い方をしてしまうと、「うち(うちの子)が普通じゃないという意味ですか?」と、怒らせてしまう事になりかねません。このように言われて、「バカにしているのか!」と怒鳴り込んでくる保護者の方もいます。

「他の子は」

他の子供と比べて、「他の子はできますよ」や、「他の子はもっとこうですよ」と言ってしまう事は危険です。子供の成長には、年齢だけでは測れない個人差があります。我が子の成長を心配している保護者の方にとって、他の子供と比較して判断されてしまう事は、とてもつらいものです。保護者の方の不安や怒りが増してしまう事になりかねません。

「気にしすぎ、心配しすぎ」

保護者の方に安心してもらおうと、つい言ってしまいがちな言葉です。ですが、真剣に悩んだり考えたりしている保護者の方からすれば、「そんな小さな事、気にしなくていいのに」と言われたように感じてしまいます。また、「親でもないあなたに何が分かるの?」と感じてしまわれるかも知れません。

「そんなはずはない」

保育士に限った事ではありませんが、相手の意見を真っ向から否定してしまってはいけません。いくら理不尽なクレームだとしても、「そんなはずはない」と言い切ってしまう事は避けましょう。このような言い方をしてしまうと、相手の意見が間違っている、言い掛かりだ、と決めつけているようなものです。意見を最後まで聞き、否定的な言葉は慎み、その後、きちんと事実確認を行う事が大切です。

「もっと愛情をかけてあげて下さい」

これは保育士として、絶対に言ってはいけない言葉です。これは、保護者の方の子育ての方法や考え方、その全てを否定してしまう言葉です。また、「愛情不足だ」と言っているようなもので、保護者の方は責められていると感じてしまいます。このように言われて、素直に聞く事ができる人はいませんよね。具体的にもっとこういう所をこうすると良い、という風にアドバイスができると、保護者の方の捉え方も変わってきます。

「子供がかわいそう」

「お迎えが遅くてかわいそう」や、「いつもお家で一人なんてかわいそう」という言葉は、何気なく言ってしまいがちです。ですが、これを保護者の方に対して言ってはいけません。ご家庭によって様々な事情がありますし、両親が共働きの世帯も増えています。「子供がかわいそう」と言われてしまうと、「自分はダメな親なのかな」と感じてしまう方もいらっしゃいます。

保護者対応で失敗しないためのNGワード集まとめ

上記の言葉には、何気なく言ってしまう言葉も多くありますよね。保護者の方の声には、こちらの考えや意見ばかりを述べず、保護者の方の意見や考え方を理解し、尊重する事を忘れてはいけません。相手の立場に立って考える事が大事なのです。そして、意見を言っていただける事に対して、感謝の気持ちを持つ事も大切です。

保護者の方からの苦情や意見は、上手く対応できないと後から問題になってしまう事も多くあります。また、保護者の方からの声を無視したり、意見を放ったらかしにしてしまったりすると、保護者の不満は益々膨らんでしまいます。そうなると、保育士や保育園の信用問題にも関わってきます。これらのNGワードに注意して、保護者対応をスムーズに行いましょう。

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