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2016年08月19日

子どもが奇声を上げる理由は?保育士が知っておきたい対処方法と注意点

奇声を上げる赤ちゃん

いきなり甲高い声で「キー!」「ギャー!」と奇声を発する子供たち。何事が起きたかとビックリしてしまいますよね。最近は、子ども独特の叫び声も「奇声」と呼ばれて近隣トラブルの一因となってしまうこともあります。今回は、子どもたちが奇声を発してしまう原因と、その対処方法をご紹介します。

0・1歳児の奇声の原因

体や言語の発達が未熟な乳児期における奇声の原因をチェックしてみましょう。

楽しいから

生後5~6ヶ月になると、自分自身の声が認識できるようになります。自分の声を聞くことが楽しくて、大声を発することがよくあります。抑えることのできない楽しさや嬉しさが、笑顔と奇声となって現れるのです。

不満があるとき

乳児は、自分の思い通りにならないときでも、それをうまく表現できません。お腹がすいた、オムツが濡れて気持ち悪い、といった不満や要求を、奇声で表現することがあります。自我が発達しはじめる生後8ヶ月頃を過ぎると、怒りながら奇声を発することも出てきます。

不安なとき

ママと離れているときや暗いとき、知らない人や場所に対しての戸惑いや不安から奇声を発することもあります。大声を出すことで精神を安定させようとする防衛本能が働いている表れでもあるんですよ。

注目してほしいとき

赤ちゃんは声を上げることで、自分に注目が集まることを覚えています。誉めて欲しいときや注目してほしいときに奇声をあげ、周りの反応をうかがっているんです。

眠いとき

小さな赤ちゃんは眠いだけでも奇声を発することがあります。1日の疲れが出てきたことや周囲が暗くなってきたことに不快感や不安を覚え、夕方の時間帯に奇声を発する場合もあります。「眠いなら黙って寝ればいいのに」なんていうのは大人の思考ですよ。

0~1歳の奇声への対処法

奇声の原因を探り、抱きしめたり、「○○なんだね」、「○○しようか」と、気持ちを受け止めながら優しく声をかけることで、安心できる環境を作り出してあげましょう。大好きなおもちゃで注意をそらせたり、胎内環境に近い音を聞かせたりするのも有効な手段です。また、奇声を発したら「シー」と口の前でジェスチャーをし、大きな声を出してはいけない場所であることを伝えるのも大切です。「シー」のジェスチャーは、すぐには理解できませんが、繰り返ししていくことで、徐々に声量を調節できるようになります。

表現できないもどかしさを抱えた2~3歳

2歳になると自己主張も一層強くみられるようになり、自分でやりたいこと、伝えたいことも多くなってきますが、体や言葉の発達は不十分で、うまく表現することができない場合も多くあります。うまく言葉にできない、うまく体が動かせない、といったもどかしさや、どうしたらうまくいくのかわからないストレスが奇声となって現れるケースも少なくありません。

2~3歳児の奇声への対応

やりたがっていることは、できる範囲でチャレンジをさせ、うまくできないところは状況に応じてそっと補助をしてあげましょう。できたところを十分に褒めてあげることも大切です。奇声をあげて泣きわめいたら、まずは、「○○したかったんだね」「悔しかったね」などと気持ちを代弁しつつ、抱きしめて気持ちを落ち着かせます。子どもが少し落ち着いたら、「こういうときはこうしたらいいんだよ」と具体的な方法や言葉を伝えてあげましょう。それと同時に大声を上げてはいけないことやその理由も根気強く教えていく必要があります。

奇声にも原因はイロイロ

子どもが上げる奇声は、同じように聞こえても一つ一つに意味や理由があります。まずは奇声を発した理由を探り、その理由に共感してあげましょう。奇声に対して怒ることは、子どもの自己表現を否定することになりますよ。

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