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2016年06月17日

介入しないほうがいいの?子ども同士のケンカに保育士が対応するポイント

泣いている子供

保育園でたくさんの子どもたちと過ごしていると、子供同士のけんかは避けることはできません。けんかといっても、おもちゃの取り合いから、本格的な人間関係の衝突まで、内容はさまざまです。1日に何回もけんかを目にすることもあるでしょう。保育士は、このようなけんかを目の当たりにした際には、どのような対処をするべきなのでしょうか?

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子ども同士のけんかの対応は?

子ども同士のけんかが起こってしまった際には、保育士の対応がとても重要になります。保育士の対応によっては、けんかを悪化させてしまうことも、そのけんかから何かを学ぶこともあるのです。

まずは見守る姿勢を

子ども同士のけんかが始まったからといって、すぐに口を出したり手を出したりと仲裁せずに、まずは見守りましょう。これは、3歳以降のけんかは子どもの社会性を形成するために必要なものだといわれているからです。お友達とけんかをしてしまったらどうすれば良いのか、仲直りするにはどうすれば良いのか、自分とお友達の悪かった点はどこなのかなどを、けんかを通して知っていくのです。そのため、子どもに解決を任せることが大切です。

解決しなさそうなときには助け舟を

けんかが長引きそうなときや、事態が悪化してしまいそうなときには、助言をするなどの助け舟を出しましょう。その際には、子どもに事情を詳しく聞いて、公平に対応するようにしましょう。その際には「なんでこうなっちゃったの?」など、子どもを追い詰めてしまうような聞き方は避けるようにしましょう。

子どもの気持ちに共感してあげよう

けんかをしてしまった子どもは、少なからず悲しい気持ちや辛い気持ちを抱えています。その気持ちをしっかりと受け止めてあげることも、保育士の大切な役割です。「辛かったね」「悲しかったんだね」など、子どもの気持ちを代弁することで、気持ちを落ち着かせることができます。

解決策を導き出す

子どもの気持ちが落ち着いたら、この後どうすれば良いのか、解決策を導きだしてあげましょう。「どうすれば、けんかにならなかったかな?」「これからはどうしたい?」など、この先の解決策を子どもに気づかせる声掛けをしましょう。

こんなけんかは要注意

子どものけんかはどんなものでも見守れば良い、というわけではありません。

激しい殴り合いや掴み合いのけんか

殴り合いをしたり、掴み合いをするなど、ケガをする恐れのあるけんかは、迷わずとめましょう。

一人がやられっぱなし

一人が反撃することなく、やられっぱなしの場合にも、危険な可能性があるため、けんかを止める必要があります。

複数が一人を攻撃している

複数が一人を攻撃している場合、けんかではなくいじめに発展する可能性があります。このようなけんかの場合にも、とめる必要があります。

相手の存在を否定する言葉をあびせている

「消えろ」など、相手の存在自体を否定するような言葉を使うけんかも、とめる必要があります。このような言葉を使ってはいけないということを知らせるためにも、けんかの仲裁をしましょう。

けんかは子どもの社会性をはぐくむ

けんかは悪いものだと思っている人が多いと思いますが、一概にそうとも言えません。けんかを通して学ぶこともたくさんあるのです。人は、他人と衝突せずに生きていくことはできません。子どもの頃のけんかを通して、人間関係のトラブルや、人を傷つけてしまうことについて身をもって知ることで、社会性を身に着けることができるのです。

保育士は、子どものけんかをただのトラブルとしてみるのではなく、子どもにとっての勉強のひとつとして、見守ることも大切です。
けんかという人間関係のトラブルのひとつを乗り越えることで、子どもを成長させることができるでしょう。

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