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2016年08月30日

子どもに嫌われてショック…そんな保育士のための対処方法や気になる理由

子ども

4月に新しい学年が始まると、クラス替えや子どもの入れ替わりがあったりして、保育士も落ち着かなくなります。そんなバタバタした生活の中で、子どもの口から出た「先生、嫌い・・・」の言葉。保育士にとってはショックな一言です。

でも、そんなことを口にしながら本当に先生のことを嫌いと思っている子どもはどれくらいいるのでしょうか?本当は「こっち向いて」「私・僕のことを見て」という気持ちの裏返しです。子どもに「嫌い」と言われてしまった時の対処方法や、そういう子どもの心理についてまとめました。

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子どもが先生に「嫌い」と言う理由は?

子どもが先生に「嫌い」と言う理由は、大人が誰かに「嫌い」と言うときとは全く違ったものになります。

大人の場合は、「気が合わない」などといった理由で本当に「付き合いたくない」という意味が込められていますが、子どもの場合は逆だと考えていいでしょう。

つまり、「もっと自分を見て欲しい」「先生に分かってもらいたい」「受け入れて欲しい」という要求が言葉の裏に隠されているのです。

ぐずったり、泣き叫ぶことで自分の欲求を表す子どももいますが、話せるようになってきた子どもは自分なりの語彙の中から「嫌い」という言葉で、そういった気持ちを表すことが多くあります。

子どもに「嫌い」と言われた時の対処方法

子どもに「嫌い」と言われたら、保育者として少なからず落ち込みます。仕事が向いてないのか、という悩みを持つ方もいることでしょう。ですが、そこまで悩む前に保育士としてやるべきことがあります。

それは、「原因を探す」ことです。

先ほど述べたように、子どもは先生に理解されたいという気持ちで「嫌い」と言うことが多くあります。ということは、何か子どもにとって「分かってもらってない」と感じるような出来事があったと考えられます。

子どもとどのようなやりとりをしたのか、などを思い返してみましょう。そして、その子との信頼関係を取り戻して寄り添ったかかわり方をしていくように努力しましょう。

子どもとの信頼関係を作るには?

子どもは意外と大人の行動を見ています。その場しのぎの言葉や態度では見透かされてしまいますので、信頼関係を作るためには守りたいことがいくつかあります。

約束を破らない

何か仕事をしている時に「先生、これやって」とお願いをされることがあります。そんな時、「後でね」と返事をしたまま約束を放ってしまっていませんか?そんな時、子どもは「後でね、って言ったのに来てくれなかった」と思ってしまいます。

忙しい時に声をかけられて「後でね」と言いたい場面では「今、○○の仕事をしているから、終わったら行くね」というような声をかけて、手が空いたらその子のところへ行くようにしましょう。

その際は「待っててくれてありがとう」とお礼を言うことを忘れてはいけません。

けんかの理由は両方の話を聞く

言葉がまだ未熟な子ども達は思っていることを上手に相手に伝えることができません。そのため、つい手が出たり、噛み付いてしまったりすることがあります。

そんな時でも、必ず「やった側」「やられた側」の話を聞くようにしましょう。一方の話を聞いただけでは、分からないこともあります。そして、けんかしてしまった双方の言い分を相手に伝えてあげます。

お互いが納得できれば、仲直りもスムーズにできるようになります。

他の先生の手を借りる

クラスの担任を任されていると、「一人でやらなければ!」という思いが強くなりがちです。ですが、一人で多数の子どもの相手を全力でやっていると疲れてしまいます。

子ども達に向き合う時間が充分に取れなかったり、手一杯になっていると感じたらフリーの先生などに頼るようにしましょう。

自分の気持ちに少しの余裕ができるだけで、子どもたちのことがより理解できるようになります。

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