2016年08月30日
保育士の腰痛予防のコツ!ストレッチなどの方法や仕事中の腰の痛み対策
保育士の職業病の一つと言われているのが「腰痛」です。年齢にかかわらず、抱っこや小さな背丈の子ども達とのかかわり・机の移動など、腰痛を発症しやすくなります。
万が一、腰痛が悪化してしまえば現場に立てなくなるどころか、退職や普段の生活にも支障が出てしまうようになります。
腰痛はちょっとしたコツをつかめば予防できます。どんな方法で腰痛を予防できるのか、まとめました。
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目次
保育中に腰を痛めないためのポイント
保育園に通っている子どもたちの身長は、大人の腰よりも下の位置であることがほとんどです。大人が立ったまま頭の位置を下げて対応をしていると、腰に負担がかかります。どのような場面で、どのように気をつければいいのでしょうか。
抱っこ
子どもを抱っこする際には、しっかりと腰を下ろして持ち上げるようにしましょう。立った状態から上半身を曲げて抱え上げるのは危険です。
おむつ交換
おむつ交換の前かがみも腰痛になる原因の一つです。なるべく高い位置にある交換台でおむつを替えるか、床では足をしっかりと広げて座り、前かがみにならないようにします。
トイレ介助
狭い場所で前かがみになるのも、腰に負担をかけてしまいます。しゃがんで子どもと目線が合う位置で介助しましょう。
食事介助
無意識のうちに上半身だけをねじるようにして、介助をしがちな食事の時間。体ごと向きを変えて、子どもと正面で向き合えるようにしましょう。
デスクワーク
猫背になってデスクワークをしていませんか?椅子の位置・背筋を意識して正しく座るように心がけましょう。正しい姿勢で腰が痛む場合は、「腰痛クッション」などを使用するのがおすすめです。
腰痛予防にオススメのストレッチ
腰痛の原因は「姿勢の悪さ」「腹筋・背筋が弱っている」というのも挙げられます。それらを改善するためにオススメのストレッチを紹介します。
腹式呼吸をマスターする
ひざを立てて、仰向けに寝ます。その状態でお腹にそっと手を当てて息を吐いてみましょう。10秒ほどかけながら、細く長く息を吐きながらお腹をへこませます。息を吸う時はお腹を膨らませながら5秒ほどで吸います。
これを3~5セットほど行いましょう。
逆腹式呼吸
腹式呼吸をする時と同じ姿勢をとり、息をゆっくりと吐きながらお腹を膨らませるのが「逆腹式呼吸」です。腰が床から浮かないように気をつけつつ、3~5セットほど行います。
腰周りのストレッチ
体育座りをした状態で、ももを抱え込むようにしてヒザの裏で手を組みます。右手で左の、左手で右手のヒジをつかんで、背中とかかとを遠ざけるようにヒザを伸ばします。
背中が伸びていることを意識しながら、20~40秒行います。
腰痛をサポートしてくれるお役立ちアイテム
日常生活で気をつけていたり、ストレッチをしていても腰痛になることもあります。腰痛かな?と思ったら、アイテムを上手に活用して腰痛がひどくならないようにしましょう。
コルセット・腰痛ベルト
腹筋・背筋をサポートし、バランスを整えてくれます。姿勢も良くなるので、痛みが軽減できます。介護職の方も多く利用しています。
湿布
ギックリ腰のように急激な痛みを感じた場合には冷湿布、しくしくと長く続く慢性的な痛みには温湿布を使用します。
腰痛クッション
座り仕事の際の姿勢を正してくれたり、骨盤のゆがみを矯正してくれたりするのが腰痛クッションです。事務作業の際には心強い味方になってくれます。
サプリメント
意外に思われるかもしれませんが、軽度の腰痛などの対策の一つとして有効なのがサプリメントです。グルコサミン・コンドロイチン・コラーゲン・ヒアルロン酸が配合されているサプリメントは腰痛にオススメです。