どのタイミングで今の職場を辞める？保育士の転職で後悔しない時期選び

仕事がつらい、職場での人間関係が上手くいかない、お給料が少なすぎる、待遇が良くない・・・。こういったいくつもの理由から、保育士として働く上で、仕事を辞めたいと感じる事があると思います。ですが、つらいからと言って、後先を考えずにすぐに辞めてしまう事はとても危険です。辞めてしまってから後悔しないようにする為には、どういったタイミングを選ぶべきなのでしょうか？ここでは、転職のベストタイミングについてお話していきます。

今の職場を辞めるは年度末が一番スムーズ

子供達や保護者の方に迷惑が掛からないように、辞める時期にも配慮が必要です。一番良いとされるのは、年度末の時期でしょう。クラスの担任をしていると、年度の途中で辞めてしまうと保育園や子供達、保護者の方に大きな迷惑が掛かってしまう事があります。途中で先生が代わると、子供達の気持ちにも影響を与えかねません。健康上の理由など、どうしても辞めなければならない事情がある場合は仕方がありませんが、そうでない場合は、年度中の退職はなるべく避けた方が良いでしょう。

実際に、保育士をしている人は、年度末に辞めている事が多いようです。そして、1～3月の間が、保育士の求人が最も多いとも言われています。年度末での退職を決めた場合には、1月頃には園長先生に伝えておくと良いでしょう。伝えるのが遅くなると、保育園は新年度の編成を考えている事が多い為、保育園側に迷惑を掛けてしまう可能性があるのです。

保育園での行事の後を選ぶ

保育園では、運動会やお遊戯会、発表会など、年間行事がいくつもあります。そういった行事の前は、準備などで保育士は多忙を極めます。そんな時期に退職を伝えてしまう事は避けた方が良いでしょう。行事が終わって一段落した時に退職の意志を伝えると、スムーズにいく可能性があります。

保育士の人数が足りないと辞められない

保育士の人数が足りないと、なかなかスムーズには辞められません。保育士が足りないと、保育園自体の運営が立ち行かなくなる為です。自分が辞めても保育士の人数が確保されるのか、後任の保育士がいるのか、という点が重要です。保育士が足りない、ギリギリの人数の場合には、早めに退職したいという事を伝え、新しい保育士の求人募集をしてもらう事が必要です。

また、新しい人が決まっても、業務の引き継ぎなどもある為、すぐに辞められるとは限りません。ですから、早めに退職の意志を伝えておく必要があるでしょう。

勤続年数が短いと印象が良くない

転職したいと思って今の職場を辞めても、勤続年数が短いと、面接などで「うちの保育園に入っても、またすぐに辞められるのでは？」と思われてしまう可能性があります。なるべく、2年以上は同じ勤務先に勤めるようにすると良いでしょう。また、何度も転職している人も、良い印象を与えません。

転職先を決めておく

転職先を決めずに急に辞めてしまうと、後悔する可能性があります。予定通りに転職先が見つからずに収入が無くなってしまう、生活が苦しくなる、といった危機に陥る事もあります。そういった事を回避する為にも、次の勤務先を決めておく事はとても大切です。

保育士の転職で後悔しない時期選びまとめ

今の保育園を辞めたいと思っても、すぐに辞められるものではありません。退職したい時期よりも2か月程前には伝える事がマナーです。時期に余裕を持って、そして、慎重に考える事をおすすめします。転職で後悔しないように、しっかり熟考しましょう。

ですが、体調が優れない、精神的につらいといった場合には、その限りではありません。すぐにでも辞めたいという意志をきちんと伝え、話を聞いてもらう事が大切です。無理をして働き続けて、自分の身体を壊してしまっては大変です。
いずれにせよ、あなたにとって最適な選択ができる事を祈っています。