医療事務で最も難易度が高い診療報酬請求事務能力認定試験の試験範囲と合格率

医療事務は公的資格ではありません。民間の企業や団体が認定している医療事務の資格が何種類かありますので、その中から自分の条件にあった資格を探しましょう。

中でも最も難易度が高いとされるのは診療報酬請求事務能力認定試験です。試験範囲が広い上、医療知識について細かいことまで出題されるので合格率も他の医療事務の資格より大変低いです。しかしそのため医療機関からの信頼は厚く、どんな医療機関でも通じる資格です。

企業が認定している医療事務の資格は、その企業が請負・派遣業をしているために一つのステータスとして行っていることがあり、その企業が請負っている医療機関でないと資格として認めてもらえないことがあります。たとえばＡ社の認定している医療事務資格を取ってもＢ社が請負っている医療機関に就職した場合は資格手当等がもらえないという悲しいこともあります。

だからと言って診療報酬請求事務能力認定試験をいきなり受けても難関なのですぐには受かりません。またこの試験は年に１度だけです。ですが企業が認定している資格は年間に何度か試験日が設定されているものが多く、試験の構成（実技で外来レセプト・入院レセプトを作成し、学科で医療制度等の知識を問われる）も似ているのでステップアップしていくつもりで、企業の医療事務試験と診療報酬請求事務能力認定試験を両方受験することをお勧めします。