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2016年10月03日

潜在介護士の再就職で人手不足は解消される?復職支援への取り組みとは

潜在介護士

これから益々、介護の現場で働く人が必要になってくることが考えられます。厚生労働省の発表によれば、2025年には253万人もの介護職員が必要になってくるとのこと。ところが、このまま行けば35万人以上の職員が不足すると言われています。

原因は色々考えられるのですが、就職してもすぐに辞めてしまう人が多いのも大きな理由の一つ。また、日本全体が少子化であることも原因だと言われています。介護の現場に限ったことではなく、労働可能な若い人材そのものも少なくなってきているのです。

しかしながら、更なる高齢化社会に向けて人手不足を解消したいところ。その為、色々な政策が打ち出されています。その中の一つが、潜在介護士の再就職への支援です。

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どうして介護士の仕事を辞めてしまったのか

結婚や出産、起業など、いわばポジティブな理由で介護士の職を手放す方もたくさんいるかと思います。しかし、何らかの問題や不満がある為に、介護士を辞めてしまう方も残念ながら大勢いるようです。
原因を見ると、

  • 1.腰痛など身体に何らかの問題が起こった為
  • 2.人間関係や働く環境に問題があった為
  • 3.賃金などに魅力を感じなかった為
  • 4.事業所の運営に納得できなかったから
  • 5.肉体的精神的に負担が多き過ぎたから

などといった声も聞かれます。また、他にも家族の介護の為に介護士を辞めた方も少なくはないようです。

復職支援への取り組みについて

政府は、介護士の復職支援について色々な対策を行っています。一つは、再就職準備金制度です。介護福祉士などの知識と技術がある方で、過去に一年以上介護職員として働いた経験があり、介護士への復職を希望している方が対象です。対象者には、再就職に必要である準備金の貸し付けが可能。上限は、最大で20万円。受けられるのは一回限りです。その後、介護士として2年間以上働くことができれば、返済免除になります。また、再就職準備金制度を利用する為には、福祉人材センターへの登録も要件になっています。

ブランクがある介護士に対する取り組み

長い間介護の現場から離れていた方の中には、再就職する自信がないと話す方も少なくありません。こういった方達を対象に、復職を目指して研修も行われています。不安を解消すべく、介護技術をもう一度確認したり、忘れている知識についても再確認したりして、再び現場で働けるようにしてくれる取り組みです。本当は介護の仕事がしたくても、ブランクがあることが理由で一歩踏み出せないという方は、是非検討してみてください。

マッチング支援

できるだけ働く人に合う職場を見つけて、気持ち良く働いてもらう。これが、復職を後押しする方法でもあり、介護の仕事を辞める人を減少させることに繋がることでもあります。介護の職場は、その仕事内容だけでなく、環境などによっても合う合わないがあると言われます。ですから、より自分に合った職場との出会いはとても意味があることだと言えそうです。マッチング支援は、ハローワークや福祉人材センターなどで行われています。

人手不足の解消になるか

介護士の不足は、早めに解決するべき問題です。しかし、残念ながら様々な理由があり簡単ではなさそうです。しかし、介護士の仕事は本来やりがいのある素晴らしい仕事。自分の技術や知識を高め、高齢者の方に喜んでもらえるサービスを提供できることは、自分の価値を再認識できる仕事と言っても過言ではありません。利用者にとっても、良い介護士との出会いは幸せなことです。

政府や介護事業者なども介護士の再就職支援を行っています。フルで介護士として働くことが難しくても、パートで働くことも可能。様々な支援を利用しながら、自分に合った働き方で再挑戦してみてはいかがでしょうか?介護士の人手不足を解消する為のキーになるのが、この潜在介護士の復職なのかもしれません。

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