2016年11月28日
介護タクシーでの働き方は?勤務時間やサービス内容、利用対象者について
体を自由に動かせない要介護状態の人が通院などの際に貴重な足となるのが介護タクシーです。訪問介護の一環として行うものと、介護タクシーのみのサービスを提供するものとがあります。
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介護タクシーはどんな仕事?
要介護状態の利用者の自宅まで出向き、利用者を乗車させ、病院まで運んでから受診受付や薬の受け取り、そして帰宅後にはベッドまで移動するための介助も行う、いわばこれまで家族が行っていたような病院への付き添いのようなことを行うのが仕事です。一般的なタクシーのように運転席に座って行うサービスとは根本的に異なります。
介護タクシーで働くための資格
一般のタクシー運転手同様に自動車の第二種免許は当然必要ですが、車椅子への乗り降りや移動などに加え、診察が終わった利用者を自宅まで送り届けてからのケアなど、介護に関する知識が求められる仕事なので、出来れば介護職員初任者研修を受講して介護資格を持つほうが有利です。
介護タクシーを利用できるのはどんな人?
基本的に自宅で介護を受けており、要介護1以上の人が対象になります。さらに利用者の家族構成や本人の心身の状況から介護タクシーの必要性があると判断された人で、一人でバスや電車などの公共交通機関を利用できず、ほかに移動手段がない人が対象になります。
そして一般のタクシーとの大きな違いが、介護保険サービスのために利用目的に制限がある事です。通院や公共機関などでの手続き、施設の見学、生活必需品の買い物などのための利用が原則です。