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2017年01月10日

緊急対応を覚えよう!介護士のためのケガの応急処置や利用者の体調急変

緊急対応を覚えよう!介護士のためのケガの応急処置や利用者の体調急変

介護の仕事は様々なリスクと隣り合わせの仕事です。介護サービスを受けている利用者は体や心の機能が低下していること多い為、常に病気にかかったり怪我などに見舞われる可能性が高く、対応の仕方によっては利用者の命を危険にさらす可能性もあります。そのため介護士として働くに当たっては緊急時に冷静な判断と対応ができる能力はどんな職場でも最も大切なものであり、常日頃から意識して知識を蓄えておくことが重要です。

利用者の命を預かる介護職員の抱える不安

介護の仕事をする上では利用者の突然の体調の変化や、予期せぬ怪我などが起こる可能性は常にあり、そうした緊急事態のときにすぐに適切な対応を取れるかどうかが時には生死の分かれ目に直結することになります。介護の仕事をする上で利用者が安全に安心して生活できるように常にその人の様子に目を配り、ちょっとした変化を見逃さないようにすることが大切です。

いつもと何か変わった様子はないか、意識や表情、皮膚の様子、足のむくみや腫れなど、その人の普段とは異なる状態を誰よりも最初に見つける可能性が高いのが介護士ですが、緊急時に対応できるかに不安をかかえる人が少なくありません。利用者の心身の状態をよく観察して分析することを怠ると、重大な危機を見逃して命の危険にさらす可能性さえあり、介護士の仕事が利用者の命を預かる仕事なのだという意識を高く持つことが求められます。

緊急時の応急処置を学ぶことの大切さ

幼い子供が、大人の予期せぬ行動から重篤な事故につながる可能性があるように、身体機能の衰えた高齢者も時に命の危険を伴うような事故につながる行為をすることもあります。たとえば良くありがちなのが誤嚥による事故です。高齢者が気道に食べ物が詰まって窒息するとそのまま命を落とす危険に直結します。声が出なくなったり顔色が極端に変化したり、のどをつかんで苦しがるなどの時には、座らせるか横向きにねかせて肩甲骨の間辺りを強くたたいたりする応急処置の方法があります。

そのほかにも突然脈も呼吸もなくなったときに軌道を確保して人工呼吸や心臓マッサージを行う方法、出血したときの応急的に出来る止血の方法、やけどや骨折などの対応など、緊急時に速やかに行うことで重症化を抑制することの出来る応急処置を学ぶことはとても大切です。さらに、救急車を呼ぶときにも気が動転してしまい正しい情報が伝えられないようなことのないように、119番通報の際の問答の順番などをきちんとマニュアル化し、スタッフの誰もが対応可能なようにしておくことが求められます。

緊急時の対応や連絡のシュミレーションをする

利用者にいつもとは違う変化があるのを見つけたときには、どんなときにどんな手順で応急処置をし、医師や看護師、家族などへの報告を行うかと言うことは、誰もが理解できる形でマニュアル化しておく事が大切です。そしてマニュアルとして整備されていたとしても、実際の介護の現場では予期せぬことも起こりうる上、対応もマニュアルにあるととおりにすれば完璧だというわけではありません。

そして万一の緊急事態に対応した場合、その内容については包み隠さず正確に報告書を作っておくようにします。そのときそのときによって適切な対応法は変わってくる可能性は十分にあり、他のスタッフがその後の緊急対応の参考として活用するという役割もある大切な書類になります。そして多くのケースを経験することで知識や判断力が身につき、自分自身の速やかな対応で利用者の命の危険を回避できる可能性が高まります。

高齢者にとって様々な緊急事態や突発的な事故はつき物です。実際にその現場に出会ったときに慌てることのないように、常日頃から緊急対応のシュミレーションを心がけることが質の高い介護の仕事に繋がり、仕事にやりがいを感じることにもなります。

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