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2017年01月11日

悪徳商法や詐欺から利用者を守る!介護士が被害防止のためにできること

悪徳商法や詐欺から利用者を守る!介護士が被害防止のためにできること

核家族化が進んだ現代、高齢者夫婦だけで暮らしていたり、高齢者の一人暮らしの世帯の割合はどんどん増えているといわれています。かつてのように3世代4世代が同居するのが当たり前の時代であれば、判断力や認知機能の衰えた高齢者を狙おうとしても、家族など周囲の人間が気づいて未然に詐欺などにあうのを防ぐことが出来ましたが、高齢者だけの世帯ではそうしたバリア機能は一昔前に比べてほとんど機能しないことが多く、高齢者が多額の現金を騙し取られたといった事件がニュースで頻繁に報じられるようになりました。

狙われる高齢者

子供や孫がいても同居しない高齢者だけの世帯が増加するにつれ、高齢者を狙った詐欺や悪徳商法などが横行しているのが社会問題となっています。特に地方の高齢者は家に施錠する習慣さえなく、ある意味かなり無防備な状態で生活していることは珍しいことではありません。地域のつながりが強く、家に施錠せずとも誰もが気軽に立ち寄ることが出来る理想的なコミュニティーを形成していた頃はそれでも問題はなかったのかもしれませんが、そうしたおおらかで純朴な習慣を逆手にとって疑うことを知らない高齢者に付け入るやからが増えているのが現実です。

社会環境が一昔前とは大きく変化した現代社会では、高齢者のほうの意識も変えなければ自分身を守ることが出来ません。高齢者の持つ現金や固定資産などを狙い、今も新しい手口で高齢者の生活に忍び込もうとしている不届きなやからは確実にいます。

卑劣な犯罪手口の種類とは

高齢者を狙った詐欺や悪徳商法は電話で親族を名乗るオレオレ詐欺をはじめとして、明らかに低品質のものを法外な値段で売りつけたり、必要のない修繕などのリフォームの契約をさせるなど様々な手口があります。被害が増えるにつれ、高齢者に対して注意を促す行動が起こっていますが、手口はより巧妙になり、更なる被害者が生まれてしまっているのが現実です。単身の高齢者の生活の孤独感に付け込んで信じ込ませるなど、より巧みに、詐欺だと見抜くことが難しいやり方になっていることも心配の種です。

よく知られる振り込め詐欺以外にも、必ず儲かると投資話を持ち込む、健康不安に付け込んで高額の健康器具を買わせるなど、お年寄りをターゲットにした卑劣な手口は多くの種類があります。最近ではより見破りにくいように、まるでドラマのように多くの人間を登場させて、お年寄りを信用させる手口なども登場し、高齢者ではなくても騙されてしまうようなものまで出現しています。

高齢者の詐欺や悪徳商法による被害を防ぐために出来ること

久しぶりに親が一人暮らしする実家に帰ったら高級な布団が山積みされていて問い合わせると、すでにクーリングオフの対象期間が過ぎていて泣き寝入りするしかなかった、実家の親が騙されたことで悔しい思いをしたことのある人もいることでしょう。いくら注意するように言っても、同居しているわけではないし中々目が届かないのはある程度は仕方のないことです。でもそうした高齢者の被害を少しでも減らすために、周囲の人間が協力することは可能です。

高齢者を狙った卑劣な犯行から守るために出来ることは、まずは高齢者を孤独にさせないことです。少なくても1週間に一度程度は親族などの信頼できる人が出来れば訪問して会話をする機会を持つことです。でも、特に親族の場合にありがちなのが、騙された高齢者本人を責めてしまうことです。こうなるとさらにお年よりは事実を隠すようになってしまい、より問題が深刻化してしまいがちなので、おおらかに接することが必要です。

また、介護士などが定期的に接点を持つ場合、「何かあったら相談してね」と、話をしやすい間柄にしておくことが大切です。それでも被害にあってしまった場合、悪徳商法などを専門に取り扱う弁護士もいるので、相談することもできます。

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