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2017年02月14日

施設での福祉用具事故を予防!介護士が注意したい福祉用具の取り扱い方法

福祉用具

体を自由に動かすことの出来なくなった利用者のケアは、介護士の体に大きな負担をかけることが多くなります。介護の仕事を続ける人に腰痛や腱鞘炎など様々な体の不調を訴える人が多い事からもその負担の大きさが想像できます。介護する側の負担を減らし、利用者が安全に気持ちよく介護を受けられるようにするために欠かせないのが様々な場面で使用される福祉用具です。

最もよく知られるのが車椅子や介護用のベッドなどですが、そのほかにも大規模なものからごくコンパクトなものまで様々なものが高齢者の生活をサポートするために使用されています。少しでも介護者の負担を減らすためにも、今や介護の現場では欠かすことのできない存在となった福祉用具ですが、便利な反面、その使い方には健康な人とは違う配慮が求められるものも少なくありません。

便利な福祉用具でも使い方を間違えると重大な事故に繋がる

福祉用具に限らずどんなに便利な道具でも使い方を少し間違えてしまうと、時に重大な事故に繋がる危険性があります。とくに体の自由の利かなくなった介護の必要な高齢者にとっては、身近にある便利な福祉用具によって事故に繋がってしまうケースは少なくありません。

健康な人ならなんら心配のないようなものでも、介護者がほんの少し目を放した隙に怪我に繋がるような事故になったり、利用する際のポイントへの注意を怠ったために事故を起こすことが十分に考えられるのが介護の現場です。もちろんどれだけ注意していても100パーセント事故を防ぐことは出来ないまでも、きちんと遣い方を理解して注意の目を向けることで、より安全に使用できるようになるなら介護士には重大な事故に繋がる前に使い方の注意点を熟知しておくことが求められます。

事故に繋がりやすい福祉用具の種類

利用者が介護用ベッドのサイドバーにはさまれて死亡事故に繋がった事例など、利用者が日常的に使用しているベッド周りでの事故は実は少なくありません。介護用ベッドに使用される手すりやサイドバーにはさまれた事故が一時期多発した経緯があります。また、車への乗り降りや入浴の際に使用される介護要リフトは利用者の体を移動させる際に介護者と利用者両方の負担を軽減してくれますが、吊り具などの消耗品が磨耗した状態だと落下を起こす事故に繋がりやすくなります。

また、最も多くの場面で活用される車椅子も残念ながら施設内でも施設の外でも少なからず事故が発生している福祉用具の1つです。移動中に車椅子ごと転倒してしまったり、介護士が移動させている最中の事であったり、利用者本人が自力で動かそうとしてしまったために事故に繋がってしまったというケースもあります。またベッドサイドなどに置いて使用するポータブルトイレにも、利用者が体の一部をはさんでしまう危険性が隠れています。

福祉用具での事故を予防するために気をつけたいこと

健康で何かあったときには自力で危険を回避できる人ならまず事故に繋がることなど考えられえないようなシーンでも、介護の必要な状態の人にとってはほんのわずかの時間目を話した隙に重大な事故に繋がることも考えられます。例えば車椅子に乗っている状態でも施設の中で誰かがつききりというわけにはいかなくても、見かけるたびに各スタッフが目を配るようにすることが大切です。また車椅子はブレーキのかけ忘れによる転倒を防ぐために、使用する前に必ずブレーキをチェックしてから利用者の体を移動させるようにします。

そして介護用ベッドは操作ボタンの押し間違えなどが大きな事故に繋がります。利用者本人が操作できない状態なら誤操作を予防するためにも手元にリモコンを置かないようにすることが大切です。福祉用具による事故があったあとにはメーカーも事故防止のために様々な工夫を施した製品に切り替えたり、普段介護現場で使用する介護士の側にも注意する意識が高くなります。でも、正しい使い方と安全に使うためのちょっとしたコツを普段からよく意識して使用することが事故防止のためには何よりも大切です。

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