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2016年06月24日

介護士が注意したいインフルエンザにかかった高齢者への対応法

インフルエンザのイメージ

大流行時は要注意!高齢者のインフルエンザ対応法とは?

人間誰でも年をとってくれば抵抗力も落ち、ちょっとしたことで病気にかかってしまう、なんてことは決して珍しくありません。しかしある程度日頃から気を付けておくことで予防することは可能です。例えば毎年冬になると大流行するインフルエンザ。これを予防するためには早寝早起きなど基本的な生活習慣を見直すこと、手洗いうがいをしっかり行うこと、予防接種などであらかじめ対策しておくことがおすすめです。

これはごく一般的なインフルエンザ対策ですが、特に気をつけなければならないのが高齢者の方々です。先程も述べたように、年をとると抵抗力も落ちてきますのでインフルエンザにもかかりやすくなります。推奨されている対策を行っていたとしてもかかることはありますので、若い方よりも特に気を配る必要があります。なかでも注意しなければならないのが高齢者介護施設での対策でしょう。

介護施設などを利用するのは殆どの方が高齢者であるため、もし1人が患ってしまうと次々に感染が広がっていく恐れがあります。そのため介護士の方は注意が必要で、インフルエンザへの対策を特に意識して行うことをおすすめします。

できれば予防の段階でなんとかできるようにしよう

まずは基本的な対策としてもあげてきた手洗いうがいを習慣化すること、これを徹底しましょう。例えば施設外の方が訪問する際が、最もウイルスが侵入するタイミングとも言われています。まずはここできちんと手洗いや消毒を行ってもらうこと。必要な場合はマスクの着用をお願いするなど、施設の中へウイルスを入れないことを意識してください。

そのうえで施設内を清潔に保つことも重要です。重点的に行いたいのは多数の人が手を触れる場所で、例えばドアノブや手すりなどはこまめに掃除・消毒するようにしましょう。掃除をする際はマスクを着用し、手袋を付けて行うなど介護士の方々が予防することもお忘れなく。できるだけウイルスを長くとどまらせないことがポイントです。

いざという時の対策は迅速に行うこと

それでもインフルエンザが流行ってしまうことはあります。その場合はまず出来るだけ感染を広げないこと、重症になる前に医療機関などと連携をとっていくことが大切になります。また、お世話をする立場の介護士さんが倒れてしまったらどうでしょうか。ただでさえ人材不足が指摘されているのに、これ以上人手不足になってしまっては施設がうまくまわらなくなってしまう可能性があります。こうなってしまうと悪循環に陥るため、何事も早めの対策をとることをおすすめします。

自らの指示でどうすることもできない、特にインフルエンザなどの病気が関係している場合は医療機関の指示に従うのがベストです。そこで指示されたことに対して施設の利用者や家族、職員がどういう対応をとればいいのかをまたそこからきちんと伝えることも介護資産の仕事になります。

常に早めに行動することを心がける

インフルエンザなど感染力が強いものに対しては、早め早めの行動が非常に有効です。まずは予防を徹底すること、そのうえで実際に起こってしまった場合は迅速に対応すること。医療機関に連絡するということは決して後回しにしてはいけません。介護士の方や職員の方はまず自分より高齢者の方を優先してしまいがちですが、まずはご自身の体を労ることも忘れてはいけません。面倒を見る、という立場の人が倒れてしまっては元も子もありませんので、それを頭の中に留めておいてください。インフルエンザはきちんと対策できれば必要以上に恐れるものではありません。まずは正しい予防方法と対策を続けていくことを意識していきましょう。

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