2016年08月16日
介護職に向いている人って?性格など気になる介護士の適正について
少子高齢化が進むに連れて、人材不足が顕著になりつつある介護業界でのお仕事。介護の現場で率先して働いているのが介護士さんです。自分の家族が要介護になり、目の前でテキパキと介護されている姿を見たりすると介護の仕事に憧れを持つ方も増えてきそうですが・・・介護の仕事に就くにあたって、気になるのが「適正」です。
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どんな人が介護職に向いていて、どんな人が介護職には不向きなのでしょうか。
目次
介護職に向いている人はこんな人
では、介護職に就くにはどのような方が向いているとされているのでしょうか。
コミュニケーション能力が高い人
介護職では利用者とのコミュニケーションはもちろん、職員同士の連携も大切になってきます。人と接することが好きで、ストレスには感じないという方が向いているかもしれません。
参考:利用者との会話の話題は?介護士が知りたいコミュニケーションのコツや話し方
話を聞き流すことができる人
利用者もそれぞれで、認知症などで同じことを何度も話したり家族のグチをずっと話し続けたり、こちらの言いたいことが伝わったのかどうかが分かりにくい方などもいらっしゃいます。利用者のグチや繰り返し話されることを優しく聞き流せるなら素質アリ!です。
思いやり・忍耐力がある
相手が何を要望しているのか、どうしたいのか、ということを相手の立場で考えることができる思いやりが大切です。
体力がある
介護の現場は入浴や体位変換の介助など、体力を使います。さらに不規則なシフト勤務や夜勤がある場合もありますので、健康管理が重要になります。利用者さんの風邪・感染症などを他の方にうつすのはもってのほかですから、体力があるにこしたことはありません。
安定した仕事に就きたい方
介護の仕事は現時点で、給料が安いと言われています。ですが、勤め先は多数ありどこでも人手不足だといわれている状況です。そのため、介護の仕事であれば長く続けることは可能です。
お年寄りに好かれる人
見ず知らずのお年寄りになぜか話しかけられることがある、頼りにされることがあるなど、なぜかお年寄りに好かれるというのは意外と介護を仕事にしたときに役立つ能力となります。
介護職に不向きな人はこんな人
介護の仕事に興味があっても、残念ながら不向きとされる人もいます。どのような方が介護職には不向きなのでしょうか。
正義感が強すぎる
介護の現場では色々な問題や矛盾が起きています。それら1つ1つに真面目に対応することはすばらしいのですが、いつも完璧を目指してやっていると行き詰ってしまうことがあります。ある程度のところで、妥協しなければならないときもあります。
マニュアル化された仕事が好きな人
利用者さんの状況は日々変化しています。そのため、現場では臨機応変に対応できる介護士が好まれます。いつもと違う何かがあった場合にも、気を利かせて対応できる能力があるといいでしょう。
給料を多く手にしたい人
介護士の給料はどちらかといえば安めと言われています。契約社員・パートなどの時給で働いても、勤務できる時間には限度がありますし1日に相手にできる利用者さんの数にも限度があります。介護の仕事で給料を多く手に入れるためには「雇われる側」ではなく「雇う側」になることがおすすめです。
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やってみないと分からない!という面も
介護職についての向き・不向きについてお伝えしましたが、必ずしもどちらかに当てはまるから適職になる・仕事ができないということではありません。これまで、お年寄りとは一切交流をしたことがなかった方でも、いざ仕事にしてみたら長続きすることもありますし、長年憧れていたのに現場に入ってみたら全く違って、すぐに辞めてしまったという介護士もいるのが実情です。
自分が向いている・向いていないということを気にする前に「やってみたい」と思われたら、短時間勤務などで現場に入ってみることも大切かもしれません。