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2016年09月23日

介護拒否の原因や対処方法は?利用者が嫌がる理由を知って対応しよう

介護拒否

介護拒否は、その行為がその人にとって嫌なことだったり不安を感じることだった場合に起こります。なぜ嫌だと感じているのか、どこに不安を感じているのかは、一人ひとり異なりますが、それを知ると、原因や対処方法がわかりますよ。

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介護拒否の具体的な例

介護拒否は、下記の4つのタイミングで比較的よく起こります。それぞれの原因をみてみましょう。

入浴

お風呂が嫌いなわけではなく、人に肌を見らたり触られることに抵抗を感じる、服の着脱が面倒、といった理由があげられます。また、お風呂というもの自体が理解できない、お風呂が気持ちいいということを忘れてしまっている、という場合もあります。

お風呂に入る前に「汗を流してさっぱりしましょうか」「体が冷えているからお風呂で温まりましょうね」など、お風呂に入ると気持ちが良くなると伝わる声掛けをしてみるといいかもしれません。

更衣

入浴と同様、身体を見られたり触られたりすることに抵抗を感じる、汚れた服を見られるのが恥ずかしい、自分のものが盗られるのではないかと不安を感じる、といった理由があげられます。無理やり着替えさせようとはせず、着替えを出して置いて、見守ってみましょう。

自分で着替えができない場合は、「着替える」という言葉は使わず、「何かできてないかちょっと背中を見せてくれる?」など声のかけ方を工夫してみましょう。「身体の様子を見たい」と言うと、すんなりと脱いでくれる場合もありますよ。

排泄

認知症になっても「恥ずかしい」という感情は残ります。排泄の世話を頼むことは、利用者にとっても、とても勇気がいることなんです。認知症が進んだ人の場合は、尿意や便意の感覚がなかったり、オムツが汚れているという感覚がなかいこともあります。

こちらも更衣と同様、「お尻の皮膚の状態を見せてくださいね」と声をかけ、「ついでに替えときましょうかね」とオムツ交換や清拭を行うと、うまくいくことがありますよ。

服薬

単に薬が苦かったり飲みにくかったり、という理由が原因であることも多いのですが、自分が病気であることを認めたくない、という心理が原因であることも少なくありません。薬が薬であることを理解していないこともあります。

しかし、薬を飲まなければ病気の悪化、さらには命に関わる場合もありますので、悠長に待ってはいられませんよね。拒否は突然出てくることもありますので、認知症と診断されたら、拒否が出る出でないに関わらず、飲みやすい形状の薬にしてもらっておくと安心です。

食後の薬の場合は、食事の最後にヨーグルトなどに混ぜて飲みこんでもらうのもいいですね。医師ともよく相談することが必要です。

介護拒否の改善策

介護拒否の改善策をご紹介します。

世間話から入る

最初からいきなり介助しようとすると拒否が出る場合でも、世間話から入り、自然な流れで誘うようにしましょう。心を開いてもらってからだと、ストレスを与えることなくお風呂やトイレに誘うことができますよ。

人を変える

利用者と介護士が異性だったり性格の不一致が原因である場合もあります。介護士を変えてみるのも、ひとつの方法です。

言葉を選ぶ

「お風呂」「トイレ」「薬」などと言った言葉に反応して介護拒否を起こしている場合もあります。直接的な言葉を避けて声をかけてみると、うまくいく場合もありますよ。介護拒否が見られたら、言葉を選んでみてくださいね。

介護拒否が起きたら、落ち着くまで待とう

介護に対して抵抗が見られたとき、利用者は興奮状態にあります。そんな状態のときに介助をしようとしても、抵抗を強めるだけです。その時はなんとか介助ができても、次回はもっと抵抗するかもしれません。まずは、興奮を鎮めるためにその場を離れ、しばらく時間を置いてからもう一度声をかけてみましょう。

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