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2016年10月03日

起こりやすい介護事故の対処方法は?介護士が知っておきたい予防方法

起こりやすい介護事故

介護の仕事は、人を相手にする職業。高齢者は、ちょっとした怪我が原因となって寝たきりになってしまうこともありますので特に注が必要です。また、若い方と異なる点も多く、体力も衰えていますし機能も低下していますので、慎重に進めていかなければなりません。更に、中には認知症がある方もいますので、突然思いがけえない動きを始める方もいます。

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起こりやすい介護事故について

介護事故の中で特に多いと言われているのが、「転倒」です。日々起こる介護事故の中で、およそ80パーセントが転倒や転落だと言われています。機能も体力も落ちている高齢者は、若い方では躓いたりしないような所で転倒することもあります。また、立ち上がろうとした時にバランスを崩して転倒してしまうこともあります。ベッドや車椅子から、転落してしまうといった事故も少なくありません。

また、「誤嚥」や「誤飲」などの介護事故も少なくないとされています。高齢者は、嚥下、咀嚼機能も衰えていますので、誤嚥を起こしやすいのです。食べた物は、通常食道に運ばれて行くのですが、それがむせてしまった為に、気官の方に入り込んでしまうのです。また、誤嚥により肺炎を併発することもあり、その数も少なくありません。場合によっては、誤嚥が原因で死に至ることもあります。

誤飲とは、つまり誤って食べてはいけないものを食べてしまうこと。これは、認知症などによって起こることもあるのですが、そうではない方であっても危険はあります。高齢により、視力の低下を訴える方は少なくありません。その為、見間違えて食べられないものを口に入れてしまう危険もあるのです。誤飲で一番多いのが薬の包装紙とのこと。他にも、部分入れ歯や洗剤、化粧品類などの誤飲件数も多い傾向にあります。

また高齢者は皮膚の衰えも否めません。爪が硬くなったり皮膚の弾力が無くなり傷つきやすくなるなど、色々な特徴があります。介護事故の中で多い「裂傷」は、こういった高齢者の皮膚の特徴が原因です。皮膚にちょっとした刺激やダメージが与えられると、皮膚が裂けてしまったり出血したりします。特に、いつもよりも肌がふやけて柔らかい状態になる入浴後は要注意です。

対処方法や予防方法について

こういった介護事故を極力避ける為には、介護現場でシステムを作り現場で働く全ての職員が徹底してルールを守り事故を防止しようという気持ちが大事です。「ヒヤリハット」についてきちんと向き合い、それに対処していくことも必要です。

介護事故の中で多い転倒。転倒事故を防いで行く為には、歩行が考えられる場所に物を置かない、歩きやすいように環境を整えて行くことも必要です。車椅子や椅子、ベッドから立ち上がったり移動する時は、そばから離れないようにするのも予防する方法の一つです。

また誤嚥を防ぐ為には、嚥下能力を確認し食事形態がその人の合ったものであるかチェックしたり、食事する時の姿勢に問題が無いかをチェックすることも必要です。そして、食事の際はきちんと見ていること。食事の状況について、現場で働く人に周知することも大切です。

誤飲を防ぐには、誤飲の危険がある人のそばに食べ物以外置かないようにすることも必要です。食べ物を保管する容器に、食べられないものを入れて保管しないこと。薬の保管にも注意し、薬の包装シートは切り離して保管しないことなどが挙げられます。

裂傷を避ける為には、日頃から肌の状態を把握しておくことが大事です。特に、前腕や肘、膝、手背は起こしやすいですから注意が必要です。日頃から、老人性乾皮症にならないようにスキンケアを行いましょう。また、裂傷を起こしやすい部位を予め創縁などで保護しておくことも大切。衣類も、脱ぎ着しやすく大きめのものを選ぶようにして、アームウォーマーなどを使い肌を守りましょう。

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