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2016年11月29日

介護の身体拘束と虐待の違いは?拘束に当てはまる行為の範囲と注意点

身体拘束

人にとって自由な動きを制限されることは大きな苦痛を伴います。体力や認知機能の衰えた高齢者にとってもそれはもちろん同じで、自分の意思をまったく無視した形で体の自由を極端に制限されることが続けばかなりのストレスにつながり、そうした状態が長期にわたれば身体機能が著しく低下してしまうことも考えられます。

身体拘束に含まれる行為

身体拘束と言うと、紐などでベッドや車椅子などにくくりつけられるような状態を思い浮かべがちですが、介護施設などで利用者に対して行われる身体拘束はもっと様々な種類があります。

身体拘束に含まれるものには、皮膚のかきむしりなどを予防するために手にはめるミトン、幅の広い紐にマジックテープなどが付いた抑制帯でベッドや柵の部分に利用者の手などを結んで固定すること、利用者を車椅子に座った状態で転倒などを防ぐためにシートベルトのように装着して使用する安全ベルト、認知機能が低下した利用者がオムツをはずしたりするのを予防するための抑制衣等に加え、認知症などの症状のある利用者を落ち着かせるために精神安定剤を服用させることも身体拘束に当たります。

虐待をイメージされがちな身体拘束と言う行為

身体拘束は介護や看護する側の都合を最優先させて行うものと言うイメージがあり、ともすれば虐待の一種のような感覚をもたれがちです。体の動きを制限されることが、利用者にとって快適なことではないとしても、必ずしも身体拘束する事が虐待になるわけではもちろんありません。

その人のケースに応じて正しく行われる身体拘束は、利用者の思わぬ事故を未然に防ぎ、身の安全を確保するために必要とされる行為です。近年介護施設などでの老人虐待に関する事件が多発して、身体拘束についても、必要以上にマイナスのイメージを受ける人が増えているのですが、必要な介護を受けることも出来ず、体の自由だけを長期間にわたって制限するような身体拘束は当然問題で虐待に当たるものですが、危険を自分自身で理解できない利用者の安全を確保するために行う身体拘束は虐待とは全く異なるものです。

身体拘束をする事が必要なケース

健康を維持するために必要な点滴や経管栄養のためのチューブ等を自分で引き抜いてしまう人には、そうした行為が出来ないように抑制帯やミトンなどが必要です。車椅子からたちあがろうとして転倒を繰り返したり、一人で車椅子に座らせておくと転倒する可能性の高い利用者の身の安全を確保する際に安全ベルトで固定することは、転倒して怪我をすることから利用者を守ることに繋がります。

こうした利用者を危険から回避するためには時に身体拘束をする事が効果的だと考えられるケースも少なくありません。

身体拘束するときに注意したいこと

身体拘束という行為自体を人の尊厳を無視した許されないものと一方的に決め付けるのではなく、きちんとルールにのっとり正しい方法で必要に応じて行う身体拘束は、結果的に利用者の安全を確保するためにはむしろ必要な行為です。

介護する側の手間を軽減するために安易に行ったり、身体拘束の状態を放置するのは虐待にもなりえますが、利用者の命の危険を回避し緊急的にやむを得ずに行う身体拘束は、医師や家族の許可を得ると同時に記録に残しておくことが求められます。

そして身体拘束を行ってもそのままの状態で何時間も放置するのは論外で、必ず定期的に巡視したり、介護士の目の届くところにいてもらうなどの点に注意する必要があります。

そして利用者の状態はその人その人でまったく異なるし、いつもおなじ状態でいるわけではありません。身体拘束をしないとどんなリスクがあるのかをきちんと説明し、家族にも納得してもらう必要があります。

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