2017年06月05日
妊娠したら介護士も産休がとれる?報告するタイミングや働き方・退職する場合
介護の仕事は体に負担がかかります。妊娠したらどのように対応すればよいのでしょうか。職場に報告するタイミングや妊娠中の働き方を頭に入れておきましょう。
目次
職場に報告する前に
就業規則を確認しよう
妊娠したら、まずは就業規則をきちんと確認しましょう。労働基準法では産前6週間と産後8週間の休暇が定められており、それ以外にも休暇が認められている事業所もあります。自分の事業所の就業規則がどのようになっているのか知っておくことが必要です。
とはいえ、事業所よっては産休や育休制度があっても思い通りに取れなかったり、快く思わない職員がいたりもします。産休や育休を取らずに退職を求められるケースもありますので、自分の事業所が産休や育休に対応してくれるかどうかも見極めなければなりません。
同僚から情報収集しておくと◎
産休や育休を取得した同僚がいれば、職場に報告する前に相談してみましょう。信頼できる上司や先輩でも良いすね。あなたの知らない職場の慣例などがあるかもしれません。また、今まで妊娠した職員がどういう風に職場に報告したか、どのようにして仕事を続けてきたかを聞くことができれば、自分が報告するときに参考になるでしょう。
報告するタイミング
介護の仕事は身体に負担がかかりやすい仕事であるうえ、勤務時間も不規則です。忙しいことが多いため、言いにくいと感じることもあるかもしれませんが、大切な命を守るためにも、妊娠がわかったらすぐに職場に報告した方が良いでしょう。妊娠を報告すれば、部署を変えてくれたり夜勤を外してくれたりと、きちんと対応してくれる事業所がほとんどです。
しかし、中には妊娠を報告されてよい顔をしない人もいます。通常通りの業務を求められたり、退職を促されることもあるようです。そういった事業所であれば、退職も視野に入れてください。万が一のことを考えると、無理してそのまま働き続けることはお勧めできません。
また、ストレスが溜まり、お腹の子に良い影響はありません。介護士の求人は多いので、産後落ち着いてから、その時の状況に応じてパートでも正社員でも働くことができますよ。
妊娠中の働き方
通常業務に関しては、妊娠を報告した時点で対応してくれる事業所がほとんどです。そのため、体に負担が少ない業務に配置換えをしてくれると思います。
妊娠中の介護士にとって特に難しいのは夜勤です。夜勤が月に数回あるのが当たり前かもしれませんが、妊娠中の体には不規則な生活はおすすめできません。少ない人数で行う夜勤中の業務は、かなり負担がかかることが考えられます。妊娠中の夜勤はリスクが高すぎるため、免除してもらいましょう。
周りの職員への負担は増えてしまいますが、その分自分ができる業務には積極的に取り組み、周りの職員に対して感謝の気持ちと言葉を忘れないようにすることが大切です。
妊娠中、介護士を続ける?退職する?
妊娠を報告したことで、体に負担が少ない業務に配置を変えてくれたり、夜勤を外してくれるなど、対応してくれればそのまま介護士を続けることは可能です。しかし、つわりがひどくて仕事が辛くなることもあります。また、通常業務が行えないことに対して嫌な顔をする人がいる場合もあります。こういった場合は退職も考えた方が良いでしょう。
介護業界は一度離れても復帰しやすい業界ですので、産後復帰することも難しくありません。そういったことも含めて、妊娠中に仕事を続けるか退職するか、あなたの体調や心と相談しながら決めてくださいね。
お腹の子のことを最優先に考えよう
子どもが生まれればお金がかかることも増えてきます。妊娠中の介護士が臨月まで仕事を続けていることも珍しくはありません。しかし、娠妊中はいつ何が起こるかわかりません。体の中にある大切な命を守ることができるのはあなただけなのです。お腹の子のことを最優先に考えれば、どう行動するべきかが見えてきますよ。