2017年10月23日
仕事が遅い介護士の特徴や原因は?改善して要領よく介護するための解決方法
職場に仕事が遅い人がいる、というトラブルは、人間関係の悪化につながることもありなかなかやっかいな問題です。仕事が遅い人にはさまざまな理由が隠れていることもありますので、ただイライラするのではなく正しい指導方法も身につけていきましょう。仕事が遅いと言われている人は、自分の中で原因を見つけ出し解決していけると良いですね。今回は、仕事が遅い介護士の特徴や原因と合わせて解決方法のコツをご紹介します。
介護と時間の難点
じっくりと時間をかければ丁寧な介護が一人一人に行き渡りますが、介護士不足も含めて限られた時間の中では難しい部分もあるでしょう。仕事は要領よくこなさなければいけない時がありますが、単に要領が良いだけでは利用者さんの満足につながらないことも。どちらも折り合いを付けて、仕事が遅くならないようにやっていくコツを身につけましょう。
仕事のやり方とペース配分のアンバランス
1人の利用者さんに時間をかけすぎていると、必要以上に丁寧なケアになってしまい、結果として仕事が遅くなる場合があります。業務の流れや全体像が把握できていないことも影響している場合があるでしょう。
解決方法
指導の際には、業務の全体の流れを把握してもらうこともポイントです。仕事時間内でどれくらいの業務を行う必要があるのかなど、指示を出すだけでなく、自分で考えて仕事をしてもらえるように工夫して指導してみましょう。
丁寧すぎて仕事が遅いと言われてしまった時には、時間内で全ての利用者さんに丁寧なケアを行うために、丁寧さのバランスをとることを考えてみるのも良いですね。
性格の特徴が業務に与える影響
自分の仕事に自信がもてない、失敗をするのが怖いなど、不安から何度も確認作業などをしてしまい、結果として仕事が遅くなってしまっている場合があるでしょう。また、コミュニケーションをとるのが苦手なため、質問などができず業務が停滞してしまう場合もあります。加えて、同僚も含めて周りの人に気を使いすぎてしまうあまり、本来の業務が停滞してしまう場合などもあるでしょう。
解決方法
性格が影響して仕事が遅くなっていしまっている介護士に対しては、個々の人に合わせた指導を心がけてみましょう。心配性の人の場合には、やみくもに急げというだけでなく、心配点になっていることも含めて解決方法を一緒に考える方法もあります。確認作業が多い人には一度詳しく聞いて、一緒に見直してみるのも良いですね。強迫性障害の場合には簡単には解決が難しいこともありますので、悩みを抱えている時には専門家の治療も参考にしてみましょう。
コミュニケーションが苦手な人に指導する場合には、なるべく歩み寄り、質問しやすい環境作りから工夫してみるのも良いでしょう。業務が停滞している時には何が問題なのかをこちらから探るなど、声かけを意識して、段階を踏んでコミュニケーションに慣れてもらうのも良いですね。
気を遣いすぎてしまう人は、業務の優先事項などを考えて、やみくもに気を遣わないようにしましょう。気を遣いすぎると疲れてしまうため、必要の範囲内で正しく遣う方法も身につけると役立ちます。
マイペースに仕事をすることのメリットとデメリット
マイペースに仕事をこなしていることで仕事が遅くなる場合があるでしょう。自分のペースで仕事をこなすことは効率アップにもなり必ずしも悪いことではありませんが、業務ペースが落ちている時には注意が必要です。
解決方法
本人は気づいていない時もありますので、ペースが遅い場合にはもう少し効率をアップできるように指導するなど、時にははっきりと言うことも視野に入れてみましょう。とはいえ、良いところはしっかりと認めて評価するなどバランスを取った指導も大切です。