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2016年08月03日

認定介護福祉士になって働きたい!仕事内容や給料、資格取得の条件とは

認定介護福祉士と利用者

「認定介護福祉士」という資格が新しく設立されようとしています。今回は認定介護福祉士の仕事内容や給料、資格取得の条件にスポットを当ててみました。

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認定介護福祉士とは

団塊の世代が後期高齢者を迎える「2025年問題」に備え、新たに設立される「認定介護福祉士」。介護士の新しいキャリアパスで、介護福祉士の上位資格にあたります。介護福祉士の専門性を高め、これからの介護サービスの改善に努める専門士です。現時点では、「認定介護福祉士(仮称)」とされており、実施される時期も未定となっていますが、2025年には介護福祉士の2~3%が認定介護福祉士になることを想定してあります。

認定介護福祉士になる条件

厚生労働省の発表によりますと、「実務経験が7~8年以上」、「介護チームのリーダーとしての実務経験を有することが望ましい」、「居宅、居住(施設)系サービス双方での生活支援の経験をもつことが望ましい」とされています。認定介護福祉士養成研修Ⅰ類では280時間程度、Ⅱ類では170時間程度と、2種類の研修を受けなければなりません。十分な介護実践力と指導力、マネジメント力を必要とされる、厳しいものとなりそうですね。国家資格である介護福祉士の上位資格であることを考えれば、当然なのかもしれません。

認定介護福祉士の役割・仕事

認定介護福祉士は、介護職チーム(ユニット等、5~10名の介護職によるサービス提供チーム)に対する教育指導、介護サービスマネジメント、介護職チームのサービスの質を向上させる役割を担います。介護職員をまとめる主任級の介護職員への指導者、となりそうです。また、地域包括ケアを推進するため、介護サービス提供において他職種(医師、看護師、リハビリ職等)との連携・協働を図る役割や、地域における、施設・事業所・ボランティア、家族介護者、介護福祉士等の介護力を引き出し、地域の介護力の向上を図る役割もあるとされています。現場での介護業務よりも、介護職員と利用者双方のマネジメントが主な業務となりそうです。

認定介護福祉士の給料は?

現時点では明確な発表はされていません。介護福祉士の上位資格ということもあるので、給料は上がる可能性があります。認定条件やその役割から、地方公務員と同等の給与体制という噂もあるようですよ。平成26年度の地方公務員平均年収は約580万円で、最も高い東京都では年収736万円だそうです。

専門介護福祉士との違い

介護福祉士から進んでいける道として「専門介護福祉士」という資格があります。専門介護福祉士とは、介護福祉士のキャリアアップのために行われている研修で、特定の研修を修了した人のことをいいます。研修内容は、実践領域・教育領域・運営管理領域の3つに分けられ、それぞれを受講することで「その分野の高い専門性を備えた介護福祉士である」ということが認定されるのです。認定介護福祉士が、介護福祉士の上位資格であることに対し、専門介護福祉士は、介護福祉士のキャリア支援を目的として作られた資格となっています。

最後に

以前は3年の介護経験だけで介護福祉士になれたという背景もあり、スキルや知識が不足している介護福祉士も少なくない現状が、サービスの質の低下につながっているとも言われています。認定介護福祉士の設立により、現在の介護福祉士がふるいにかけられ、サービスや介護業界全体の質の向上につながると思われます。それと同時に、認定介護福祉士の資格を持っていなければ、満足のいく給料や待遇が得られない時代が来るのかもしれませんね。これから進む高齢化社会に向け、介護士が目指すべき資格となりそうです。

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