2016年08月14日
定年後に介護士として活躍できる?再就職のために知っておきたいことまとめ
最近介護業界が、定年後の再就職先として注目を集めているのはご存知でしょうか。しかし、定年後は体力的な部分に不安を感じて、なかなか行動を起こせない人も多いようです。では、定年後の再就職で介護士になるのは、実際に難しいことなのでしょうか。
目次
不安を感じるのは、こんな部分
定年後の再就職先として、介護士を目指す場合、不安に感じる点をまとめてみました。
体力的に不安?
介護士は肉体労働で、ハードな仕事です。しかし、楽に介護を進めることができる機械が増えており、体にかかる負担をできるだけ減らす方向にあります。「体力的に自信がないから」、と諦めてしまう前に、一度働いてみませんか?数か月働いているうちに、体が慣れてくるかもしれません。むしろ体力がついてくる可能性もありますよ!
年齢的に難しい?
一般的には再就職が難しいと言われる世代でも、人材不足の介護業界であれば、比較的再就職しやすいでしょう。また、介護士を目指して転職する人の多くは、未経験からのスタートです。「未経験可」や「中高年者OK」という求人も増えてきていますし、定年の人向けの資格講座などが設けられているところもありますよ!
介護士は、人間相手の仕事ですので、今まで社会や地域で数多く積んできた人生経験を活かせる仕事だと言えます。
再就職するときのポイント
定年後に介護士として再就職する際のポイントをご紹介しましょう。
施設の形態
デイサービスのように、利用者との直接的なケアが多い施設の場合、シニア世代の介護士には負担が大きくなってしまう可能性があります。住宅型有料老人ホームや、サービス付き高齢者住宅など、比較的介助が少ない施設であれば、介助以外の業務の割合が高いため、働きやすいかもしれません。
雇用形態や雇用期間
シニア世代になると、体力面や体調面に不安がある人も増えてきますよね。突然体を壊してしまったりする可能性もあります。再就職先の施設を探す際には、雇用期間を短期間で更新していく形態をとっているところを選ぶと安心ですね。中には1ヶ月単位で契約更新をしている施設もありますよ。更新時に、自分の体と相談しながら、このまま続けていくか、辞めるのかを検討することができ、安心して働くことができます。
人材不足の施設に注意
人材が不足している施設で働くと、ハードなシフト編成になってしまうことがあります。シニア世代だからといって、緩いシフトにすることはできません。スタッフの数が多く、無理のないシフトを組める施設を選ぶようにしましょう。
シルバー人材センターという手も
毎日働くほどの元気はないけれど、少しでも介護業界で働きたいのであれば、シルバー人材センターに登録する、という方法もあります。外出の付き添い、通院や食事の介助など、時期次第で募集されている仕事内容は異なりますが、月8~10日働いた場合に月額3~5万円程度の配分金を得られます。
転職サイトを活用して!
再就職を探す際は、介護士専門の転職サイトを利用するのがおすすめです。担当のコンサルタントが相談に乗ってくれます。ハローワークや求人誌で探すよりも、コンサルタントに相談した方が、自分の体調や希望の働き方にピッタリの施設を見つけてくれますよ!
できれば資格取得を
どんな職業でもそうですが、「無資格」よりも「資格あり」の方が断然有利になります。通信講座などもありますので、介護初任者研修などの資格を取っておくと、再就職が有利になりますよ!「未経験可」の施設で働きながら、資格取得を目指すのもいいですね。資格を取っておくと、今後仕事に困ることがなくなるかもしれませんよ!