2016年08月20日
介護士が円満退職するための準備!転職のために今の施設を辞めるポイント
介護業界は意外と狭いものです。転職先で、以前の職場の仲間と一緒に働くことになる可能性もあります。事業者同士で情報交換をしていることだってあります。辞めたいと伝えても、人手不足の場合は、なかなか辞めさせてもらえないことも。今回は、転職のために今働いている施設を辞めるときに、円満に退職するためのポイントをまとめてみました。
目次
悩んでいる段階では口にしない
辞めたいと思っていても、本当に辞めてもいいのか、いつ辞めるのか、などいろいろなことで悩みますよね。悩んでいる段階で上司に話をしても、引き留められたり説得されたりします。辞める意思が固まるまで、退職したいという気持ちを打ち明ける必要はありません。退職の意思表示は、意思がしっかり固まってからにしましょう。
退職後の生活費を計算しておく
退職しても家賃や食費などはかかります。ざっくりとでも構いませんので、退職後にかかる費用を計算しておきましょう。すぐに転職先が見つからない可能性もありますので、今の貯金でどれくらいの期間生活ができるのかを確認しておかないと、後々苦労する可能性があります。
退職の手順
円満退職をするための手順を見てみましょう。
直属の上司に意思表示を
退職の意思が固まったら、まず直属の上司に意思を伝えます。直属の上司を飛ばして、上司よりも上の人に伝えると、上司は部下の監督責任を問われることになります。直属の上司との関係が悪くなって、辞める日まで働きにくくなってしまう可能性もありますよ。まずは、日頃お世話になっている直属の上司に伝えるのが礼儀です。「仕事が終わってから少しお時間いいですか?」と時間を取ってもらい、そこで退職の旨を伝えて、後日退職願を提出するという流れが一般的です。
施設長へ退職を申し出る
直属の上司に伝えてから、施設長などに退職の申し出をしましょう。退職届や退職願が必要であれば、提出します。退職日は、上司と相談の上、決定しましょう。退職の申し出は、退職予定日の1~2ヶ月前が、社会人の基本的なマナーです。
仕事の引き継ぎ
辞めることが決定したら、自分の仕事の引き継ぎをします。あなたがいなくなっても滞りなく仕事が進むよう、利用者に迷惑をかけることがないよう、退職予定日までにきちんと引き継ぎをしておく必要があります。引き継ぎノートを作成するといいですよ。
お世話になった人には挨拶を
退職する前に、お世話になった人たちに直接あいさつをしておきましょう。退職予定日には、職場に菓子折りなどを持っていき、全員にあいさつをするのが理想的です。ただし、辞める理由や状況にもよりますので、状況に応じて対応してくださいね。
退職の理由は?
人間関係や待遇が理由の場合でも、会社や上司、同僚への不満を挙げるのは避け、「新しい世界にチャレンジしたい」など個人的な理由にしましょう。また、「両親の介護(看病)が必要になった」などプライベートな理由も、納得してもらいやすい退職理由です。「会社に不満があるわけではなく、前向きな理由で退職する」という状態にすることが大切です。
転職先は辞める前に決めておく
とりあえず辞めたけど次の職場が見つからない、なんていう状態に陥らないようにするためにも、退職を決めたら同時に転職の活動もしておきましょう。退職予定日までに、次の就職先を決めておくと、退職から転職までスムーズに進めることができますよ。
円満退職で、気持ちよく転職を
身勝手な辞め方をして、「あの人は良くない」という噂を立てられてしまうと、今後の仕事に影響してしまう可能性があります。退職の手順をしっかり踏んで、できる限り円満退職をして、気持ちよく転職したいですね。