2016年09月06日
退職引き留めの対処方法!介護職でスムーズに転職をするための断り方
どのような職場に勤めていても、退職を申し出ると引き止められるというのが一般的です。特に介護の現場では、利用者が増加している中、勤務している人が辞めていくのは、どうしても止めたい減少です。
退職を申し出た際の「引き留め」にはどのような手段があるのか、また引き止められた際にはどのように断るべきなのか、をまとめました。
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目次
施設側の引き留めパターンを紹介
説得される
退職を申し出た職員に対して、退職の意思を断念してもらうべく感情に訴えられることがあります。
「どうしてもあなたが必要なの」と言われたり、「給料・勤務待遇を良くしましょう」などというものがあります。場合によっては、「利用者の○○さんが悲しむ」などと言われることもあるでしょう。
つい感情が揺さぶられて「それなら・・・」と退職を撤回してしまいそうになります。
保留される
業務が忙しいことを理由に「返答はもう少し待って」と言われたり、「後任を探すので、決まるまで待って」と言われます。その言葉を信じて待っている間にずるずると勤務期間が延びていきます。
場合によっては、直属の上司で退職の話が止まってしまい、さらに上の人に話がいっていないということもあります。
威圧される
「あなたの持っている資格では転職しても通用しないよ」と自身を失うような言葉をかけられたり、「人手不足になる分、賠償請求する」など脅しにかかる職場もあることを知っておきましょう。
退職を引き止められた際の、上手な断り方は?
先ほど紹介したような色々な方法で引き止められると、つい退職を撤回したくなってしまうこともあるかもしれません。ですが、一度そのようなことがあると次回も同じように引き止められてしまいます。
新しい職場に気持ちよくうつるためにも、上手な断り方を知っておきましょう。
説得された場合
感情に訴えかけられると「退職したい」という思いも揺らいでしまいそうになります。ですが、この場合は心を鬼にするつもりでしっかりと退職の意思が固まっていることを伝えることが大切です。
必要とされていることに感謝の思いを持っていることを伝えて、「家庭の事情でやむを得ない」「次の職場でチャレンジしたいことがある」などで退職の意思が変わらないことを伝えます。
保留された場合
退職の話がどこまで伝わっているのかを確認できれば、した方が良さそうです。「上に相談する」と言ったまま、上司が話を止めている場合があるからです。催促するのが申し訳ない気になりますが、長引くとより言い出しにくくなってしまいます。
ですから、上司があまり忙しくなさそうな時を見計らって「退職の件はどうなりましたでしょうか?」と切り出してみましょう。上司で話が止まっている場合には「不本意ながら、直接上の人にお話させていただければ・・・」などと慎重に伝えてみましょう。
「後任が見つかるまで」と言われていた場合には、自分から退職の期限を決めてしまうのが一つの方法です。「○月×日までは、今まで通り頑張らせていただきます。それまでに後任が見つからなくても、困らないように引継ぎの資料を作らせていただきますので、よろしくお願いいたします」と申し出てしまいましょう。
後任者が困らないように、仕事の資料を作ることは大切です。周りの方への迷惑も減りますから、頑張って作成しましょう。ですが、後任の人を探すのは施設側の仕事です。期日までに後任者が決まらないから、と退職日を延期する必要はありません。
威圧された場合
自分のこれまでの仕事ぶりを否定されるような言葉を受けた場合は、泣いたり怒ったりすることなく、冷静に「○月×日に退職させていただきます。引継ぎはきちんと行いますので」と伝えるようにしましょう。
賠償請求などをちらつかせられた場合でも、よほどのことがない限り退職者がその義務を負うことはありません。しつこく言われるようであれば「労働基準監督署に相談します」と宣言して、実際に相談しに行くようにしましょう。