介護施設長のなり方や求人の探し方は？役職や仕事内容、給料を知りたい

介護施設の代表者である介護施設長。将来的に目指そうと思っている人もいるのではないでしょうか。今回は、介護施設長のなり方や仕事内容などをご紹介したいと思います。

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介護施設長は2通りある

ひとくちに介護施設長と言っても、「介護施設長=社長」という場合と、施設長として雇われている場合があります。有料老人ホームでは介護施設長=社長というところもありますが、数は少なく、多くの介護施設が「雇われ施設長」となっています。

仕事内容

介護施設長の仕事内容は多岐にわたります。

人事的内容

従業員の採用に始まり、適切な人員配置や人数確保を行わなければなりません。また、大幅な残業にならないようにコントロールしたり、従業員の福利厚生の把握などといった労務管理も施設長の仕事です。

営業的内容

利用者や入居者を増やすための営業や、取引業者との折衝、外部への対応も施設長の仕事になります。

経理的内容

施設の運営を行うためには、施設内の収支管理も必要です。人件費を上げる、施設の設備を投資するなど、売上や利益を調整しながら行わなければなりません。経理は、施設の運営に絶対必要なものであり、しっかりと自分で管理しなければならないため、数字に弱い人は施設長には向かないようです。

経営者的内容

施設全体の目標を設定したり、事業計画を考えたりと、施設の将来を見据えた計画を立てるのも施設長の仕事です。また、施設の責任者ですので、事故や災害などが起こった場合の対応や説明責任もあります。そのため、法律的な部分も理解している必要があります。

その他

雇われ施設長の場合は、本社へ出向いて近況報告をしたり、本社からの指示を受けたりすることもあります。本社への「ホウレンソウ（報告・連絡・相談）」は、施設長の仕事になります。施設長でありながら、中間管理職的な側面もあるのです。

介護施設長の給料

施設の責任者というだけあって、当然その分給与も高くなっていますが、努めている法人の方針や勤続年数によっても変わってきます。入社間もない場合は年収300万円程度のこともあるようですが、一般的には500万円台～で、中には800万円を超える介護施設長もいるんですよ！平均としては700万円前後となっています。

勤続年数も年収に関係するため、5年、10年と見据えた働き方をしていく必要がありますが、昇給が少ない施設でどれだけ勤続してもあまり意味がありません。実力と勤続年数に応じた昇給がある施設に勤めるようにしましょう。

求人の探し方

介護施設長の求人を探す際は、求人広告はおすすめできません。介護職員の募集は掲載されていますが、施設長の募集は掲載されることがほとんどありませんよ。求人広告よりもハローワークの利用がおすすめです。

介護施設長の求人は、施設名ではなく法人名で募集している場合もありますので、ハローワークで検索する場合には気を付けてくださいね。よりよい条件の求人を探すのであれば、介護専門の求人サイトを活用しましょう。非公開求人を持っているため、希望合った施設長の求人が見つかる可能性がより大きくなりますよ。

介護施設長に必要な能力と資格

介護施設長は、常に利用者や従業員に気を配る必要があります。施設内の人間関係を良好に保つためにもコミュニケーション能力が欠かせません。また、売上を上げるための営業力など、介護以外のスキルも必要となってくるのです。

現場で働いていない人でも施設長になれるため、一般企業上がりの人が施設長となっているケースもあります。研修さえ受ければ特別な資格は必要ありませんが、ある程度の介護の経験と介護福祉士などの資格を持っていれば、よりよい条件の介護施設に入社できますよ。