2016年01月26日
ネイルサロンを独立開業したい!ネイリストとして独立するために必要なこと
女性が憧れる人気職業のひとつネイリスト。現在、勉強真っ只中という人もたくさんいるのではないでしょうか。もちろんすでにネイリストとしてデビューして仕事をしている人も多くいますよね?そんな人たちの中には、将来は独立して自分のお店を持ちたいと考えている人もいるでしょう。独立は開業資金の問題があったり、売上への不安があったりもするでしょうが、自分の理想のお店づくりができるというのは、それにも勝るほど魅力的なことだと思います。
ここでは将来ネイリストとして独立したいと考えている人のために、独立開業に必要なことをまとめてみました。「何から始めたらいいの?」「何が必要なの?」わからないことがまだまだ多くあると思いますが、これを読んでしっかりと心構えをしてください。独立に向かって一歩も二歩も前進できると思いますよ!
目次
ネイリストとして独立!漠然とした思いを明確な決意に変える
独立のタイミングはいつ来るかわからない
「将来的にはネイリストとして独立したい」と思っていても、それがまだまだ漠然とした思い、遥か彼方にある夢のような状態で、具体的なことについては全く考えられていない、という人は多いのではないでしょうか。特にまだ勉強中という人はその傾向が強いと思います。でも、独立はスキルとお金の準備さえすればいつでもできるというものではありません。
独立開業にはさまざまなことが関わってきますから、人との縁や運によるところも大きく、そのタイミングはいつやって来るかわかりません。もちろんそのタイミングが思いのほか早い場合もあれば、準備万端なのになかなかうまく行かず遅くなることもあります。だからこそ、できるだけ早い時期から独立についての準備をしておくべきなのです。
どうして独立したいのか?気持ちの整理をする
独立を明確に決意するために、まずは「どうして独立したいのか?」について、よくよく考えてみましょう。何となくでは夢は実現しません。例えば、海外からの最新アイテムをいち早く取り入れる最先端サロンを作りたい、結婚や出産後も続けたいから自宅でサロンをやりたいなど、それぞれに独立したい理由があるでしょう。この、気持ちを整理する作業はしっかり自分自身と向き合って、じっくり考える必要があります。
独立の出発地点ですから、時間をかけてとことん考えてみてくださいね。独立する目的がしっかりしていれば、困難なことがあっても目標を見据えてしっかりと進んでいけるのではないでしょうか。はじめは「何となくこんなお店がいいな・・・」程度でも、考えるうちにどんどん夢が具体的になってくると思います。
ネイルのスキルをどうやって上げていくか?
独学はおすすめできません
ネイリストはヘアメイクなどと同様に特別な資格がありません。したがってネイルが上手、メイクが上手であれば独立することができるのです。規模の大きめな美容道具専門店の中には美容師免許など専門資格がないと入店できないところもありますが、インターネットなら割と簡単にネイリストが使うアイテムが入手できます。
また、これだけインターネットが普及していますから、ネイルのやり方を調べることも簡単ですよね。それもあってか、独学でネイルを勉強する人はかなり多くいるようです。しかし、趣味としてやるような場合は独学でもいいかもしれませんが、ネイリストを職業にしたいのであれば独学は感心できません。施術に必要な薬剤を安全に使用する必要がありますし、正しい施術をしなければ爪にトラブルを起こすことだってあるでしょう。何より、それなりに知識を持った人が見れば仕上がりは一目瞭然です。その程度のスキルで独立というのは無理があるのではないでしょうか。
スクール卒業後すぐに独立は甘い!
独学以外に学ぶ方法としては、ネイルスクールに通う方法があります。スクールなら高い技術を持ち、しっかりと経験を積んだ講師が教えてくれますから安心です。ただ、スクールに通った人の中には、卒業したらすぐに独立したいと考えている人もいるようですが、それはとても危険です。今ではいたるところにネイルサロンがありますよね?そのぶん競争はかなり激しく、その中で勝ち残るのは容易なことではありません。
そのような業界でサロン卒の経歴とスキルだけでやっていけるでしょうか?考えただけでもちょっと無理がありますよね。しっかりと技術や接客マナーを教えてくれるサロンに就職し、そこでたくさんのお客様から指名を受けるようになってようやく独立できるスキルが身についたと言えるでしょう。
ネイルサロンの開業資金をどうやって集めるか
他の業種より初期費用を抑えることができる?
ネイルサロンは比較的狭いスペースでも開業することができるという特徴があります。自宅を利用して独立する場合なら家賃は特にかからないと思いますし、物件を借りるという場合も、狭い物件などを上手に選べば賃料を安くすることはできるでしょう。また、最低限必要になってくるものはテーブル、椅子、ネイルの材料、運営を管理するためにパソコン1台くらいですから、これだけを用意するのはそこまでお金がかからないと思います。恐らく初期費用として50~60万円ほどあれば揃えることができるでしょう。
ただし、営業するスペースと最低限のものだけではちょっと寂しいですよね?例えばテーブルや椅子のデザインにこだわりたい人もいるでしょうし、内装にこだわりたい人もいるでしょう。またお客様を退屈させないようにテレビなどが必要になるかもしれません。そう考えるとあらかじめ開業資金にはある程度の余裕を持っておきたいものです。
できるだけ多くの資金を集める
実際にサロンに就職したとしても、はじめのうちは満足できる収入を得ることは難しいと思います。その割に、華やかな業界ですから、メイクや服装といったオシャレに手を抜くことはマイナスになってしまうことでしょう。そうなると、いろいろとお金が必要になってきてなかなか開業資金にお給料を回すことができないとは思います。
運よく資金を援助してくれる人がいる人はいいかもしれませんが、ほとんどの場合は自分で資金を集めなくてはなりませんから、普段の生活とのバランスを見ながら、できるだけ多くの資金をコツコツと貯めておくに越したことはありません。資金は夢を実現する際に必ず要るものですから、独立できたときのことを想像して頑張ってくださいね。
スキルアップで近道を!
できるだけ早い期間に資金を集めたいのであれば、スキルアップするのが近道と言えるでしょう。サロンごとに給与体系は異なりますが、スキルアップして指名客が増えれば、それに比例してお給料もアップするでしょう。複数店舗を持つサロンなら、店長や副店長といった役職につくことでお給料も上がると思います。役職につくためにはネイルだけでなく接客や指導のスキルなど、それ相応の力が必要になりますが、そういった力はどれも独立後にしっかり活かせるものですよね?できるだけ早くスキルアップすることでプラスになることはたくさんあるのです。
まとめ
これを読んでみて、ネイルサロンを独立開業するのはそう簡単なことではないと、不安に思ってしまうかもしれません。しかし、社会に出て仕事をし収入を得るということに挫折や困難は当たり前についてきます。だったらやりたいことを実現したほうがいいですよね?苦労を乗り越えて夢を実現したときは大きな達成感があるでしょうし、自分のサロンを運営していく中で嬉しいことや楽しいこともたくさんあると思います。
これからは漠然と勉強をしたり働いたりするだけでなく、独立に向かって一歩ずつ計画的に進んでみてはいかがでしょうか。もちろんスキルアップや資金集めだけでなく、業界のことをリサーチすることも大切です。サロンの先輩や仲間、スクールの講師などいろいろな人と情報交換をしたり、業界のことについて話合うこともとても有効だと言えるでしょう。あなたが魅力的なネイルサロンを開業できるよう、心からお祈りしています!