2016年07月02日
ヘルパーになるならどの資格?ホームヘルパーの正式名称となる条件
目次
注目の介護職「ヘルパー」になるために必要な資格とは?
現在、求人数も多く注目されている仕事の一つと言えばやはり介護職でしょう。この超高齢化社会に突入したなかでは、介護の仕事はまさに多くの人手を求められています。ただし誰でもいつでもすぐになれるもの、というわけではありません。やはりこの職に就くためには必要な資格をきちんと取得することが大切です。
まず介護職のなかでも一般的に良く耳にするのが「ヘルパー」ではないでしょうか。これは仕事そのものを表す名前と言うよりは、あくまでも一般的な通称名になります。「ヘルパー」以外にも「ホームヘルパー」という呼び方をすることもありますが、正式な名称としては「訪問介護員」というのが正しいので是非覚えておきましょう。さて、このヘルパーという仕事をするためには一体どんな資格が必要になってくるのでしょうか?
ヘルパーをするためにはスキルと経験が必要になります
ホームヘルパーというお仕事は、自宅で生活されている利用者さんに対して一対一でのサービス提供というものが基本となります。つまり訪問介護というものですので、いわゆる介護施設のように多数の職員と協力し合って業務を行うようなものではなく、まずそこが大きな違いとなります。そのためより高いスキルや経験など求められるレベルも高いことが特徴で、資格もきちんと取得しておかなければなりません。ではその訪問介護の仕事に携わるためにはどのような資格が必要なのか、主に注目されるものを一覧にしてみましょう。
介護福祉士
こちらはヘルパーを目指す上で最も大きな資格と言ってもいいでしょう。なんといっても国家資格ですので、この他の資格の中でも特に価値あるものとして見られます。キャリアアップしたい、お給料を今以上に、などあらゆる面での向上を望んでいる方は是非頑張って取得したい資格です。ただし資格を取得するためには実務経験が3年必要となるため注意しておきましょう。
介護職員初任者研修修了者
まず介護の仕事に就くのであれば、と一番最初に取得される資格です。旧名はホームヘルパー2級・訪問介護員で、介護福祉士の資格を取る前にまずこちらの取得をおすすめします。ヘルパーの第一歩を踏み出すための資格と言ってもいいでしょう。
ヘルパー1級、2級
現在は実務者研修と、先ほどあげた介護職員初任者研修終了者に変更されていますが、呼び方や資格はそのまま有効となっています。以前取得されたという方も資格を活かせるようになっていますので是非活用してください。
またこれらの資格以外にも定められた資格や研修を終えた者に対して訪問介護職に就ける、という決まりもあります。社会福祉士や看護士の資格を持っていることでもヘルパーという仕事に携わることができますので、一度チェックしてみることをおすすめします。
ヘルパーとしてどのようにやっていきたいのか
いずれの資格も必ず役に立ってくれるものばかりですが、それぞれの効力などはやはり若干の差があるかもしれません。しかし資格の価値がどうこうではなく、ヘルパーとして自分がどのような方針で働いていきたいのか、というのも非常に大事なことなのです。いきなり難しい資格を取ろうとするのではなく、徐々にステップアップしていくことが最も現実的でおすすめです。
今の社会の中でも多くの場所から必要とされるヘルパーの仕事は、決して半端な気持ちでできる仕事ではありません。だからこそ、自信を持って前向きに働ける人材というのが必要とされています。仕事にやりがいを感じながら続けていくこと、そのなかでスキルアップを目指していくこと。是非ご自身の目的を持って目指していただきたいのがヘルパーというお仕事です。