施設のオープニングスタッフのメリット・デメリットは？介護士の働きやすさに注目

介護施設のオープニングスタッフは、人気の求人案件でもあります。なぜオープニングスタッフは人気なのでしょうか。そのメリットとデメリットを見ていきたいと思います。

オープニングスタッフのメリット

まずは、オープニングスタッフとして働く際のメリットを見てみましょう。

スタッフの派閥がない！

介護の職場は女性が多く、大きい施設やスタッフが多い施設だと、いくつもの派閥があり働きにくい、なんてことも少なくありません。しかし、オープニングスタッフなら年齢や経験に関係なく、全員同期。派閥やお局様に悩まされる、という悩みから解放されますね。

新しい環境を作り上げていく充実感と達成感！

新しい施設を始めると、決めていかなければならないことが多いんです。細かな業務内容や時間配分など、自分たちで決めていく施設が多いんですよ。自分たちで試行錯誤しながら新しい環境を作り上げる充実感や達成感を味わうことができます。今まで働いていた施設で疑問に思っていたことや、施設の方針で思うようにできなかったという経験を、活かすことができますよ。

新品に囲まれて快適に働ける！

新しい施設では、全てが新品です。机も椅子も新品、介護用品や施設自体も、最新のものが入っていることがあり、業務が行いやすいような工夫が施されていることも多いんです。施設特有のニオイもなく、快適な環境なので、仕事に集中できますよ！

最初は忙しくない！

オープン前には研修があったり、細かいことを決めていく時間があり、利用者がいないこともあります。オープンと同時に満床になる、なんてこともなく、徐々に利用者を増やしていくので、初めはあまり忙しくありません。徐々に仕事に慣れていきたい人にはピッタリですよね。

オープニングスタッフのデメリット

反対にデメリットになる点を見ていきましょう。

経験者が優遇されやすい

オープン当初は、不測の事態が起きやすく、スタッフの教育やフォローが十分に行えないことが予測されます。そういった緊急時にも即座に対応できるよう、経験者のみの募集を行っている施設もあるんです。
また、オープニングに合わせて様々なことを決めていく際、経験に基づいた意見を挙げる経験者のほうが、どうしても優位に立ってしまう傾向があります。

作り上げていく労力が必要

1から作り上げていくという作業は楽しいものですが、決して簡単なことではありません。ルールやマニュアルの整備はもちろん、利用者を集めたり見学者の対応をしたり、思うようにいかないことも数多くあります。作り上げていく魅力と労力、表裏一体なんです。

人材不足なままオープンする可能性も

地域や雇用条件、時期などにより人材が集まらないこともあります。人材不足のままオープンすると、利用者が入所した際にトラブルが起きやすく、そうすると、スタッフが辞めてしまい、さらに人手不足に陥る、という悪循環になりかねません。また、人材不足は休日出勤や残業の原因にもなってしまいます。

応募前に母体を確認しよう！

その施設を運営する法人が、他にどんな施設を運営しているのかを確認しておきましょう。同じような施設を運営しているのであれば、方針などは既存の施設に準ずることが多いので、オープン時に決めていく内容は少なくなります。また、人材不足の場合は、既存施設から応援スタッフを派遣してくれる場合がありますよ。

オープニングスタッフの求人に出会うために

オープニングスタッフの求人に出会うのは、タイミングです。なかなか見つからない、見つけても応募者が殺到、なんて事態を避けるためには、介護士専門の転職サイトに登録するのがおすすめです。新着求人のメールなどがありますので、こまめにチェックすると、見つけやすくなりますよ。