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2016年04月21日

給与が上がりやすい?公務員の保育士の特徴やなり方とは

給与が上がりやすい?公務員の保育士の特徴やなり方とは

皆さんは、同じ保育士でも、公務員保育士という仕事があるのをご存知でしょうか?ここでは、給料が上がりやすいと言われる公務員保育士について詳しく説明していきます。

保育士なのに地方公務員

私立の保育園や児童福祉施設ではなく、公立の保育園や施設で正規雇用として働く保育士が、公務員保育士です。公務員保育士は、保育士とは言え地方公務員なので、収入が安定しています。初任給の金額には、公立も私立も大きな差はありません。ですが、公務員は毎年のように昇給があります。つまり、公立では年功序列で順調に昇給していく事が見込めます。一方、私立は普通の企業と同じような昇給制度の為、その保育園によって給料は違いますし、公立と比較して、毎年の昇給というのは難しいと言えます。

保育士の給料は決して高いとは言えませんので、公立の保育士は人気が高い傾向にあります。また、地方公務員の為、育児休業なども取得しやすく、仕事に復帰して長く働く方が多いのです。ただ、保育士としての経験やスキルが高い方は、公務員保育士でなくとも高額の給料を頂ける可能性は十分にあります。

参考:保育士の給料は?月収・年収の平均が気になる!

私立の保育園との違い

まず、公立は地方自治体(市区町村)が運営しています。一方、私立は民間(企業や社会福祉法人など)が運営しています。公立の保育士の場合は、地方公務員である為に転勤もあります。私立の場合は雇い主が民間の企業や法人なのに対して、公立の場合は地方公務員となるので、勤務する自治体の中で、保育園を移動しなければならない事があるのです。つまり、「自宅から通いやすい場所で働きたい」といったような勤務地の希望がある場合には、公務員保育士として働く事は難しいと言えるでしょう。

参考:株式会社と社会福祉法人で働く保育士!運営主体による保育園の違い?

また、保育士としての仕事の内容には大きな差はありませんが、公立の保育園では、延長保育をしている園が私立と比べて少ないようです。ただ、最近は利用者である保護者の方からの要望が多くなっており、公立でも延長保育を取り入れる園が増えてきているようです。

公務員保育士になるには?

各自治体の保育士採用試験

保育士の資格を持っていても、すぐに公務員保育士として働く事ができる訳ではありません。公立の保育園で正規雇用の保育士として働くには、各自治体の保育士採用試験を受けて合格する必要があるのです。公務員試験(国家一種、国家二種)を受ける必要はありません。

自治体によっては、毎年新しく保育士を募集しているとは限らず、また応募者も多く人気の為、狭き門と言えます。公務員保育士の募集は、それぞれの自治体が行っています。各自治体の役所や、自治体のホームページで見る事ができます。6~8月に募集を行っている事が多いようですが、それ以外の時期に募集している所もあり、自治体によって様々なようです。

保育士の資格を持っている人、または、4月からの勤務に間に合うように資格取得が見込める人が、採用試験を受けられます。また、中には年齢の制限を設けている自治体も多くあり、受験資格を30歳前後までとする所もあります。その他、その自治体内に居住していなければ応募できないといった所もありますので、確認が必要です。応募に必要な書類なども自治体によって違いますので、確認しておきましょう。

採用試験の内容

採用試験では、一次試験と二次試験があります。一次試験では、一般的な教養試験(高等学校卒業と同じレベルで、国語、数学、理科、社会、英語の5教科)と専門試験(保育士としての知識)が行われます。小論文が出題される事もあります。二次試験では、面接や適性試験、ピアノ演奏などの実技試験が行われ、中には、体力測定がある所もあります。自治体によっては、三次試験を行うところもあります。

6~8月に募集をしている自治体が多く、その場合、一次試験の日程は9月頃、二次試験は10~11月頃に行われます。保育士試験との日程が近い為、これから保育士の資格を取得する方は、同じ年に公務員保育士の募集に応募する事は難しいでしょう。

また、公務員保育士に合格したとしても、そこですぐに働ける訳ではありません。合格者は、採用候補者として名簿に登録され、保育園(児童福祉施設も含む)からの採用の連絡を待つ形になるのです。登録の期限が一年間と決まっている為、一年間、採用の保育園が決まらなかった場合は、登録が消されてしまい、もう一度採用試験を受験する事になります。

まとめ

このように、公務員保育士は給料面や待遇などが良い為、非常に人気で倍率が高くなっています。より良い仕事を探している方は、是非、公務員保育士にチャレンジしてみましょう!

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