2016年08月11日
介護士と看護師が対立しやすい理由!うまく連携するのが難しいのはなぜ?
介護施設にいる看護師と介護士が対立している、という話はよく聞きますよね。一緒に働くのに、ギスギスした関係では、うまくいくはずの仕事もうまくいかなくなってしまいます。なぜ看護師と介護士は対立しやすいのでしょうか。
介護士は「生活」を、看護師は「健康」を重視する
介護士が介護行為を行うときには、利用者の「気持ちよさ」を考えて行っていることと思います。しかし看護師は、「医学的知識に基づいた体の動かし方や体の状態」に重点を置いて考えるのです。同じ行為を行っていても、視点や考え方が違うと、当然ぶつかる部分も出てくるわけです。
看護師の方が偉いという間違った認識
看護師しかできない医療行為があったり、お給料が看護師の方が高いという現実のせいもあり、看護師の中には「看護師は介護士より上」という間違った認識を持ってしまっている人がいます。そういった一部の看護師は、介護士に威圧的な言動をとってしまうこともあるようです。反対に、看護師に嫉妬し、看護師をいじめてしまう介護士もいるんです。
良好な関係をつくるために
「生活面の援助」を中心とする介護士と、「医療的な援助」を中心とする看護師、どちらも介護の場には欠かせない存在ですよね。どうしたら利用者がよりよい生活を送れるかを考え、協力してみませんか?介護士も看護師も「利用者のために」という気持ちは同じのはずです。利用者が一番必要としていることは何かを、しっかりと考えてみましょう。