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2017年03月03日

転職面接で聞きづらい逆質問のコツと例!介護士が気になる離職率や人間関係の聞き方

介護士の転職面接

介護職の面接に際して、他施設からの転職の場合、これから受けようとする施設の様々なことを事前に知っておくことは、仕事を始めてから「こんなはずではなかったのに…」ということになるのを予防するためにも大切です。介護業界は確かに人手不足が深刻で就職先に困ることはないようなイメージを受けがちですが、採用する側が求めているのは利用者やスタッフと良い関係を築ける人材と、やる気があり長く働いてくれそうな人材です。

面接の際に一通りの質問のやりとりが済んで、最後に何か質問はありますかと、面接官のほうから逆質問の機会を与えられることがありますが、その際の受け答えも面接官にとってはその人がどんな人かを知るための大切な項目のひとつです。逆質問はその施設の内容を知るためのまたとない機会ですが、質問の仕方には注意すべきポイントがあります。

面接を受ける施設のことは事前に知識を得ておく

まず、どんな会社であっても介護施設であっても、面接を受ける前にはその職場の事を何も知らずに面接に望むことは大変失礼なことに当たります。受けようとする介護施設の方針や、一年を通してどんなイベントを実施しているのか、どんな特徴があるのかといったことは、ホームページを見たりパンフレットを見るなどして事前に知識を得ておくことが必要です。

面接のさいに最後の逆質問のタイミングで施設の基本的な情報などを質問するようなことをすれば、この施設に対する興味がないし、真剣に就職しようとする意欲が感じられないと判断されてしまうことでしょう。そもそも、自分がこれから働こうとして、そのために面接を受けているのですから、面接の最後に自分から質問する機会をもらえたなら事前にきちんと知識を蓄え、その上で気になったところを質問させて頂くというのが基本です。

一番気になる給料や福利厚生面での待遇の聞き方

介護施設の面接で転職の際にはとくに気になるのが給料や福利厚生面が充実しているかと言うこと、そして人間関係が良好で働きやすいかと言うことだと思います。けれども、一通り面接が済んで一番最後に逆質問の機会を与えられたら、待ってましたとばかりに気になる給料などの待遇をストレートに質問してしまうのはちょっと注意が必要です。また人間関係の事や夜勤の頻度など働く上で気になることはたくさんあると思うのですが、おなじ内容をたずねるにしても質問の仕方によっては相手にあまりよくない印象をもたれてしまいかねません。

例えば給与面なら「施設で働く方の平均給与を伺ってもよろしいですか?」人間関係が気になるなら「施設のスタッフの方の平均勤続年数を教えて頂けますか」などのような質問の仕方をすれば、給料はいくらですか?人間関係はいいでか?といった聞き方よりもはるかに好印象をもたれやすいことでしょう。また、給与や福利厚生などの事ばかりをくどくどと質問するのはマイナスです。聞きたいことはすっきりと簡潔に、そのうえで仕事に対して前向きでやる気を感じさせる質問の仕方にすることを心がけると良いでしょう。

逆質問する事がない場合の答え方

面接に望むのは誰もが緊張して思ったことを上手く話せたかどうか不安になるものです。そんなやり取りの最後に逆質問として機会を得ても、中々思うように質問内容が頭に浮かばないこともあることでしょう。でもそんなときでも面接官が質問の機会を与えてくれたことに対して「特にありません」だけで済ませてしまうのはあまりにももったいないし、就職に対する熱意がないように感じさせてしまう可能性もあります。

特に質問したいことが見当たらないときには「面接中にお聞きできたので他には特に質問はありません」といった回答方法が望ましいと言えます。また、何か質問しなければと思うあまり、すでに面接官から説明されたことを逆質問のタイミングでもう一度聞きなおすのは、話を良く聞いていないのだというイメージを持たれて逆効果です。就職の面接は誰でも緊張するものです。でも事前に質問したいことを準備し、饒舌ではなくても一生懸命に伝えようとする態度は相手にも伝わるものです。

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