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2017年11月07日

食事拒否の原因と介護士の対応方法!利用者が食事を食べないと悩む時の対策法

食事を摂る夫婦

利用者さんが食事を食べてくれないことで、栄養が摂れない、体調を崩したらどうしよう、などのさまざまな不安を感じることがあるでしょう。高齢者は体力の衰えが見られることも心配につながりますね。今回はそんな食事拒否の悩みに役立つ対策方法を探ってみました。

食事拒否の原因と介護士の対応方法について

体調が関係する原因

まず、誰にでも起こりやすいケースですが、体調不良が原因で食事を拒否する場合があります。自分の体調不良を介護士に説明することが難しく、食事拒否という形で表れている時があるでしょう。薬の副作用が影響している場合もあります。

対応方法としては、利用者さんとコミュニケーションが取れる場合には、本人に体調のことを詳しく聞いてみることで役立つ時があります。その際には、答えやすい質問方法も意識してみましょう。また、ほかに体調不良がないかをチェックして、場合によって医師に診てもらうのも役立ちます。日頃からの体調管理に気を付けて見落としのないようにしておくと良いですね。

一時的なものではなく、食べ物を飲み込む働きが低下していることで、自然に食べるのを拒否してしまう場合もあります。いつまでも口の中で噛んでいる、吐き出してしまうなどの様子が見られる時には注意しましょう。

飲み込みづらいことがわかった利用者さんの食事は、飲み込みやすいように工夫して作るようにしましょう。細かく刻んだり、とろみをつけたり、ゼリーなどの柔らかい状態にしたりなどの工夫が役立ちます。

認知症による原因

認知症の症状にはたくさんの症状が挙げられますが、その中の「失認」と「失行」が関係する原因があります。「失認」によるものでは、食べ物を食べ物だと認識できずに食べられない場合があるでしょう。食べ物で遊んでしまうことなどが見られます。

対応方法としては、食べ物に興味が向くように工夫すると役立ちます。「おいしいですよ」などの声かけと合わせて、食べ物であることを話しかけて伝えて興味を持ってもらうようにしてみましょう。

「失行」の場合には、食べ物だとはわかっていても、食べる方法がわからないことが原因になっています。日常的に出来ていたことができなくなっている、などのほかの異変がないかも確認してみましょう。

対応方法としては、食べる時に使う、箸、フォーク、スプーンなどの道具を本人が使いやすいものに工夫するのも良いでしょう。箸の持ち方を指導すると使える場合や、または食べている人の姿を見せることで解決する場合もありますので臨機応変な対応も役立ちます。

落ち込みが影響する原因

体調は問題なくても、気分が落ち込んでしまい食事をする気になれないケースもあります。認知症の症状でもうつ状態になることがありますので原因はさまざまですが、施設に入ったことを受け入れられないなど、環境の変化で精神的にダメージを受けてしまう場合もあるでしょう。このような状態から食事拒否につながることがあります。

対応方法としては、利用者さんができるだけストレスなく過ごせる環境作りを心がけるほか、食事の間そばにいてあげるのも良いでしょう。「一口味見してみませんか?」などの食べるきっかけになる声かけも役立ちます。

食事拒否に悩む時の対策法

まずは、なぜ利用者さんが食べないのかを、イライラしたりせずに冷静な視点で考えてみましょう。十分な時間のない環境で介護にあたる場合もありますが、介護士の不安やストレスが利用者さんに伝わってしまわないように気を付けることは大切です。

無理に食べさせてしまうと、誤嚥から肺炎につながってしまう危険もありますので注意しましょう。自分が焦らないように気を付けて、利用者さんのペースに合わせることもポイント。食事の時間を明るく楽しいものにすることを心がけてみると良いですね。

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