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2016年04月25日

意外と知らない?保育士と幼稚園教諭の仕事内容や特徴の違いとは

意外と知らない?保育士と幼稚園教諭の仕事内容や特徴の違いとは

保育士と幼稚園教諭は、とても似ている職業ですよね。この2つの違いがよく分からない、という方も、実は少なくないのではないでしょうか?どちらも小学校就学前の子供を預かり、お世話をする仕事です。しかし、この2つの職業には、明らかな違いがいくつもあります。ここでは、それぞれの職業にどんな違いがあるのかを見ていきましょう。

それぞれの仕事の内容

保育士の仕事

まず、保育士になる為には、「保育士資格」が必要です。保育士は厚生労働省の管轄で、児童福祉法を基にしています。保護者の代わりに子供の面倒をみて保育をする、生活面でのお世話や指導が一番の仕事になります。そして、0歳児~小学校就学前の子供をみます。勤務先は、保育園や養護施設など、幅広い児童福祉施設が対象となります。施設によって違いますが、原則として8時間以上、子供を預かります。最長で12時間程度まで預かる事もあります。

幼稚園教諭の仕事

幼稚園の教諭になる為には、「幼稚園教諭免許」が必要になります。幼稚園教諭は文部科学省の管轄で、学校教育法を基にしています。子供を保育し、さらに教育する事が、幼稚園教諭の大事な仕事になります。つまり、幼稚園は学校の役割を担っていて、生活面の指導に加えて、学習面の指導も必要とされます。その為、保育士とは違い、満3歳~就学前の子供のみを預かります。主に幼稚園での勤務になります。

子供を預かる時間は、4~5時間程度となっています。延長保育を行う幼稚園では、夜の7時頃まで預かる所もあります。実際に子供を預かる時間は短いですが、様々な業務をこなす必要がある為、勤務時間は8時間以上と言われています。また、幼稚園では、夏休みなどの長期の休暇があります。

それぞれの仕事への就き方

保育士資格を取る

保育士の資格を取る為には、大きく分けて2通りの方法があります。まず、保育士になる為の勉強ができる学校(厚生労働大臣指定の大学、短期大学、専門学校など)に通い、その過程を修了して保育士資格を取る方法です。もう1つは、毎年実施されている保育士試験(国家試験)を受験し、合格する方法です。

参考:保育士資格を安い費用で最短取得

幼稚園教諭免許を取る

幼稚園教諭の免許を取るには、教職課程を設けている大学や短期大学などに進学して、そこで必要な単位を修得し、卒業時に免許を取得する必要があります。ですが、大学などに進学する事が難しい方でも、免許の取得は可能です。その方法は、まず保育士の資格を取得し、保育士として3年以上の勤務を経験します。それから、幼稚園教員資格認定試験を受験し、幼稚園教諭二種免許を取得するといった方法です。

幼保一元化

最近では、幼稚園と保育園をまとめるべきではないか、といった話題が出てきています。これが「幼保一元化」で、構造改革の一つとして、政府が進めようとしているものです。幼稚園と保育園がバラバラなのは効率が悪い、という事が問題になっているのです。幼保一元化が実現すれば、経済的に効率が良くなる、待機児童問題が緩和される、といった事が言われています。実際に、まだまだ例は少ないですが、全国では幼保一元化を取り入れた自治体も出てきています。

まとめ

このように、保育士と幼稚園教諭は、全く違う職業である事がお分かり頂けたと思います。それぞれの管轄が全く違うので、保育士資格だけを持っていても、幼稚園では働けません。それと同じように、幼稚園教諭免許だけでは、保育園で働く事はできません。

ですが、ここ数年、保育園と幼稚園の特徴を合わせて作られた複合型の保育施設(認定こども園)というものも出てきました。また、幼保一元化を進めようという政府の動きもあります。そういった流れもあり、最近では、保育士資格と幼稚園教諭免許の両方を取得する方が増えてきているようです。

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