2016年11月28日
高齢者の睡眠障害への対策は?介護士が利用者の不眠に対応するポイント
若い頃にはベッドに入ればすぐに眠れたという人でも、年令を重ねてゆくと眠りが浅くなり朝早く目が覚めてしまったりして、満足のいく眠りが出来ないと悩む人が多くなります。
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高齢者が睡眠障害に陥るのは何故?
年寄りは夜は早く寝て朝は無駄に早く目がさめてしまうものと言うだけでなく、人によっては心に不安を抱えていることや、認知症の影響で体内時計に支障をきたし、昼夜逆転の生活を送るようになってしまうという人もいます。
特に認知機能の低下した高齢者が昼間はうつらうつらしてみんなが寝静まる夜中になると活動を始め、奇声を発したりするというケースもあります。夜は本来は施設入所者なども静かに眠っている時間帯で、介護スタッフの数も昼間よりもはるかに少ない人数での対応が求められます。
そのため睡眠障害の利用者にかかりきりになってしまうと、介護士のほうにも負担が増え、疲労感が増してしまうことに繋がります。
まずは理由を理解してみよう
睡眠障害になる理由が何なのかは人それぞれに異なります。施設に入所して環境が変わったことへの不安だったり、認知症をはじめとする病気の治療のための薬の副作用だったりといった理由が考えられ、それらが原因となって利用者が夜眠れなくなるというケースもあります。
介護士に出来る睡眠障害の利用者への対策
睡眠障害の理由にもよりますが、まずは狂った体内時計をリセットするためにも、朝はきちんと起きて太陽の光をしっかりと浴びたり、なるべく日中に出来る範囲で体を動かして活動する手助けをします。軽い運動なども効果的で、昼寝をあまり長時間させないように注意することも大切です。