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2017年10月30日

介護施設での集団感染に注意!感染症の予防のために介護士ができる対策方法とは

青空にビックリマーク

高齢者は免疫力が低下しているため感染症にかかりやすいことがあり、感染症にかかってしまうと体力なども衰えていることから重症になってしまうことがあります。集団生活をしていると被害が広がりやすい環境にあることも。

そのため、介護施設では特に気をつけることが必要になるでしょう。利用者さんの生活を管理する介護士として、十分に注意してケアしていくことが大切です。感染症を予防するための知識と対策方法をしっかりと身につけて、日頃から対処していきましょう。

感染症予防の基礎対策

まずは、出勤したら仕事の前に手洗いうがいをすることなどを意識しましょう。電車のつり革、階段の手すり、部屋のドアノブなど、日常生活の中で手を触れるところには菌やウイルスがいることが多いので、手を媒介して感染するケースはよく見られることです。

自らが媒介者にならないように気をつけましょう。加えて、自分の健康管理も大切です。施設の中だけでなく、外で自分が感染してしまうとそれを持ち込んでしまう危険もありますので、日々健康管理に気を配って元気な状態で仕事を行いましょう。

手洗いは介護のケア中にも大切な事柄です。個々の利用者さんのケアの前にその都度手洗いを済ませるなど、利用者さんから利用者さんへうつさないようにすることにも注意しましょう。感染症が目立つ季節にはマスクを着用するなど、いつも以上に気をつけておくと良いですね。

感染症のよくある菌やウイルスをチェック!

MRSA

普通の黄色ブドウ球菌より耐性があり、抗生物質が効きづらくなっている特徴があります。ありふれた菌なので菌を持っているだけでは問題がないこともありますが、感染して症状が出てしまうと、咳などで空中に菌が撒き散らされて広がっていく恐れがあるので注意しましょう。

緑膿菌

日和見感染症としてよく知られる菌です。ありふれた菌ですが、ほかの病原体と一緒に感染する特徴があることや、抗生物質が効きづらい種類があるなどの難点がありますので、特徴をおさえて気をつけましょう。

インフルエンザ

高齢者に限らず毎年感染が目立ち恐れられている感染症ですね。高齢者の場合には特に脱水や肺炎など重症化する場合があり、危険が伴うため注意が必要です。

ノロウイルス

冬場に感染が目立つ感染症です。感染力が強いので注意が促されています。感染ルートが複数ありますので、身の回りの衛生環境に気をつけることが大切になるでしょう。利用者さんに触れる前、食事の準備の前、などに適切な手洗いを行うことと、汚物の適切な処理とその後の手洗いなどがポイントです。

便や嘔吐物処理の感染症対策のポイント

便や嘔吐物などは菌を媒介しやすいので注意しましょう。トイレのドアノブなど触れる場所を消毒用エタノールで拭く、などの作業も日常から行っておくと良いですね。感染した利用者さんの便や嘔吐物が付いた衣類などは、通常通り洗う前に薬剤や熱湯で消毒などを行うことが必要です。

次亜塩素酸ナトリウムを薄めた水溶液に浸けるなど専門の薬剤を使って消毒することもポイント。次亜塩素酸ナトリウムを使う時には正しい使い方をよく把握して、適切な濃度で薄めて換気の良い場所で行いましょう。

汚れたものを扱う前には使い捨ての手袋やマスク、エプロンなどを身につけて感染を防ぎます。便や嘔吐物が付いたものは最初にペーパーなどで取り除き、衣類やシーツなど洗えるものは下洗いしてから消毒液に浸けて再度洗濯する、というような手順になるでしょう。

床などの洗えない場所は、消毒液を染みこませたもので拭き、その後水拭きをするなど、消毒液で床の素材を傷めないようにすることもおさえておくと役立ちます。また、手袋をして処理をした時でも、外した後に手を洗うまたは手指消毒をするようにしましょう。

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