2016年06月27日
介護士の夜勤の実態は?仕事をするうえでのメリットやデメリット、内容を知ろう
介護士として働きたいけれど「夜勤」はどうなのか?
介護職には興味があるけれど、働き方など色々と不安を感じてしまう、という方は多いのではないでしょうか。お給料の面でもそうですし、人間関係や仕事内容など、色々と考えだせばキリがありません。大体のことは実際に働いてみなければ分からないことも多いですから、あまりあれこれ考えすぎる必要はないといっていいでしょう。疑問に思うことは実際に面接を受ける際に聞いてみるなどすれば解決することが殆どです。
しかし働き方のなかでひとつ心配になりやすいのが「夜勤」についてです。デイサービスなど午前から夕方までの間、などと決まった時間が設定されていればいいのですが、夜勤のある介護施設も決して少なくありません。施設の大きさによっても様々ですが、夜勤はどれぐらいの回数あるのか、どれぐらいの時間拘束されてしまうのか、お給料はどれぐらいなのか?これらの点については非常に気になるところでしょう。
回数や勤務時間などはそれぞれに違いがある
まず夜勤の回数について、これはあくまでも一般的なものになりますが特別養護老人ホームなどではおよそ月に4〜5回程度、有料老人ホームなどでは7〜8回程度とその施設によっても回数に差があります。もちろんこれより少ないこともありますので、夜勤形態などがどのようになっているかは、各施設に直接確認することをおすすめします。しかし夜勤専従の雇用契約ではないにも関わらず、この回数を超える夜勤が続く場合は注意が必要です。言われるがまま働かず、きちんとおかしいことを訴えるようにしましょう。
勤務時間に関しては多くの施設では8〜16時間勤務となっています。16時間勤務となると非常に驚かれるかもしれませんが、例えば一日目の17時に出社し二日目の10時に退社、三日目は休み、といったひとつのシフトが組まれることが殆どです。拘束時間が長いことには変わりませんが、これもまた一つの夜勤の形であるということも覚えておくといいのではないでしょうか。
夜勤で働くことのメリット、デメリットとは?
夜勤はちょっと、と思う方も多いかもしれませんが、実は人によっては様々なメリットを得やすい働き方でもあります。まず給料面においては夜勤手当がつくなど、日勤で働くよりも高給であることが特徴です。できるだけお給料が高い方がいい、という方にとっては夜勤専従という働き方もまたひとつの選択肢でしょう。また、どうしても夜勤はやりたくないという方も多いため、採用されやすいというのもメリットとしてあげられます。あえて人が嫌がる分野に挑戦することで働き口をゲットしやすくなりますので、穴場を狙っているという方にもおすすめです。
逆にデメリットといえばまず一番に懸念されるのが雇用形態です。正社員の採用よりも、アルバイトとしての採用が多いため不安定であるという心配もあります。ただこれはすべてがそうというわけではなく、きちんと正社員採用で行っているところもありますので、これはあらかじめ施設によって確認が必要となります。また人とは真逆の生活を送ることになるため、体調管理という面においてもよりいっそう注意が必要となります。
オン・オフの切り替えが上手な方には向いている
夜勤はとにかく割り切って働くことが大切です。ですから、オンとオフをしっかり切り替えられるタイプの方は夜勤で働くスタイルもおすすめといえるでしょう。また体力に自信がある、夜に強いタイプであるというのも強みになります。ただし雇用面においての条件などは事前にきちんとチェックしておく必要がありますので、面接の際にしっかり確認だけはしておきましょう。夜勤もまたひとつの働き方です。