2016年02月28日
気になる保育士の勤務時間!勤務体系を知ろう
朝から夕方まで働く規則正しい仕事がある反面、深夜から朝まで働く不規則な仕事もありますよね。では、保育士の勤務体系は一体どのようになっているのでしょうか。今回はこれについて詳しく見ていきましょう。
保育士の勤務体系
保育士の多くが勤務することとなる保育園。こちらの営業時間は基本的に7:00から19:00くらいです。ようは全部で12時間というわけですが、別に12時間労働なんてことはありません。コンビニのアルバイト等の経験があれば分かると思いますが、勤務時間というのは実働で8時間になるよう調整されており、普通はそれに合わせてシフトが組まれます。これは保育園でも同じこと。
12時間という営業時間ではありますが、早番、中番、遅番、の3つのシフトが用意されており、どれも勤務時間が長すぎないように調整されているのです。もちろん保育園によって違いはありますが、早番は開園の7時から子供が帰る16時ごろまで、中番は9時ごろに出勤して18時ごろまで、そして遅番が10時出勤から19時ごろまでとなっています。計算してみれば分かるのですが、どれも一般的な休憩時間である1時間を除けば8時間労働です。
基本的には、このシフトに従って早番を務めたり、遅番を務めたりしながら勤務していくのですが、これはあくまで一例。保育園によっては全く違うこともありますので、一つの例として考えておきましょう。ただ、ほとんどの保育園でシフト制度を取り入れているのは確かです。
シフトの理由
先ほど紹介した3つのシフトが基本になったのには理由があります。まず、本来なら9時から開園の保育園が7時になったのは、早くから仕事に行く親から子供を預かるためです。これによって早番が必要になります。そして、遅番については延長保育が原因。こちらは仕事などで引き取りにくるのが遅くなる親のために、最大で19時、保育園によっては21時ごろまで預かったりすることもあり、これが遅番が必要になる理由です。こういった需要は徐々に増加しており、今後も朝早くや夜遅くまで営業する保育園が増えるかもしれません。
パートの場合
保育士にも多いパート勤務。この場合はシフトと関係なく、1日5時間程度の勤務となります。時間帯についても家庭の事情などで融通をきかせてもらえるので、子供が学校に行ってから帰ってくるまでの時間など、それなりの自由がききます。最近では1日2時間だけの募集もあり、保育士資格を持て余している人には朗報かもしれません。こういったパートの事情についても保育園次第でまちまちなので、気になる方は実際に電話で聞いてみてください。
参考:時給で仕事をするパート保育士も働き方のひとつ!求人も増えている?
残業について
子供が帰ったら仕事終了なイメージのある保育士ですが、残念なことに残業がゼロなわけではありません。というのも、子供が帰った後も年間行事の準備や保育計画の作成、子供たちの遊び場の掃除など、それなりにやることが多いです。こういった作業が勤務時間に終わらなかった場合は残業として残ります。ちなみに、最近では残った仕事を家に持って帰るという方が増えているようです。
参考:どこも持ち帰りやサービス残業が多い?保育士が残業ナシの求人を探すコツ
休日について
保育園が土曜に子供を預かるかどうかで違いはありますが、一般的には週休2日。土曜が閉園であれば土日が休みです。ただ、最近は需要から土曜も子供を預かる保育園も多く、その場合は土曜では無く、シフト制で平日に休みを取ることとなります。もちろん、土曜に休みを取ることも出来ますし、むしろ土曜なら子供の量も減るので休みが取りやすいかもしれません。このことから、どうしても土日が休みでなければイヤ、と考える方は土曜日閉園の保育園を選ぶのがおすすめ。これなら確実に土日休みの完全週休2日制です。