時給で仕事をするパート保育士も働き方のひとつ！求人も増えている？

深刻な保育士不足が懸念されるなら、最近ではパート保育士といった働き方を提供する求人が増えてきています。正社員として働く余裕はないけど、パートなら働ける、なんて人はパート保育士の求人をチェックしてみてはどうでしょうか。

パート保育士が多い？

あまり知られていませんが、保育士の非正規雇用者数は非常に多く、全体で見れば半分はパートやアルバイトなどの非正規ということになっています。保育所全体で見れば約80%はパート保育士を雇っているとされており、何ら珍しいことでは無いのが分かります。

これは何故かというと、各保育所で早朝から夜間までの勤務が需要により上昇したことで、正社員だけではまわらなくなったのが原因のひとつでしょう。そのため、需要は今でもどんどんと上がっており、各保育所では積極的な求人を出しているのです。昔は保育所で働いていたけど私生活の関係で辞めてしまった、保育士資格を持っているけど使っていない、といった方は余った時間を有効に活用するチャンスかもしれません。

参考：ピッタリな保育士の雇用形態は？正社員や派遣やパートなどの働き方の違いや特徴

パート保育士の給与は？

パート保育士の給与は地域などによって変わってきますが、おおよそ1000円程度。需要や資格が必要な面から最低賃金よりは高めに設定されていることが多いです。さらに、夜間保育などは給与が少しアップする傾向にあり1000円オーバーということも多々あります。正社員と比べて賞与は用意されていませんが、職場によっては簡単なボーナスなども支給されることがあるようなので、事前にチェックしておくのもいいでしょう。

パート保育士なら勤めやすい

一般的な保育士の場合、1日平均8時間勤務。これは主婦にとっては辛いものです。しかし、パート保育士なら自分で仕事時間を調整することが可能。たとえば、子供が学校に行ってから帰宅まで、9:00-15:00の6時間といった短時間勤務もできます。もちろん、もっと短めに設定してもらったり、逆に長めに設定してもらったり、相談次第で自由に勤務時間を決められるでしょう。夜間に時間がとれる人なら少し高めの時給をねらってみたり、自分のライフスタイルに合わせて勤務時間を決めてみてください。

パート保育士は事務が少なめ？

パート保育士でも1日8時間以上働くような場合は別ですが、一般的な5時間程度の勤務であれば事務作業が少なめです。せっかく子供と接する職業を選んだのに、事務作業が多くてウンザリという経験、正社員になったことのある方なら分かると思います。これに対してパート保育士は事務作業が少なめで子供と接する時間が長め。自分の持っているスキルを存分に生かして、子供と遊ぶことができるでしょう。こういった理由から、正社員をしていた方がパート保育士に転身することも多いようです。

パート保育士で子供の成長を実感

パート保育士は、その仕事の特性から長年勤めるというケースがほとんどです。そのため、入園から卒業まで同じ子供と一緒にいられることも多く、たくさんの子供たちとコミュニケーションをとりながら、成長を見守ることができます。これは正社員でも同じことかもしれませんが、パートの場合は基本的に異動はありません。ですので、ずっと同じ子供を見守り、一緒に成長していけるでしょう。こういった部分に働きがいを覚えるパート保育士の方も多いようで、一般的なアルバイトと違って長く勤めやすいのは良いところです。

これと同時に保護者の方や地域の方と接する場面も多く、実に様々な人々と交流していけます。そうしていくうちに円滑なコミュニケーション能力や、広い視野なども身に着き、今までとは違った景色が見られるでしょう。決して楽な仕事ではありませんが、やりがいは本当に多いので、子供が好きという方は一度検討してみてください。