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2016年03月08日

「月収が低い!」「貯金ができない!」保育士のお給料が安い理由を考える

お給料のイメージ

よく月収が安いと言われがちな保育士ですが、そもそも何故お給料が安いのでしょうか。周りの仕事と比べて決して楽なわけでもありませんし、どうしても疑問に感じてしまいます。そこで、今回はお給料が安い理由について考えてみました。

保育士の給料は安い?

保育士の給料は先に言ってしまえば、周りの仕事と比べて安めです。厚生労働省から保育士の給与平均が発表されているのですが、それを見る限り平均月収は22万円程度、年収は310万円程度となっています。決して異常に安いわけではありませんが、単純に時給換算すると1200円となり、保育士資格まで持っていることを考えると納得いかない方も多いでしょう。

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何で安いの?

さて、本題である給料が安い理由ですが、これには保育園の運営費が大きくかかわってきます。というのも、国から支給される金額というのがそもそも安めになっており、非常に運営が苦しい状態です。この国からの支給額は保育園で預かる子供の年齢と人数によって決まり、一人に割り当てられる金額を保育単価というのですが、これがかなり安め。

年齢が上がるのと反比例するように安くなる傾向があり、5歳児にいたっては一人あたり32,390円です。この保育単価から割り出される金額から人件費以外を差し引き、最終的に職員の数で割ると、残念なことに平均年収ピッタリくらいしか残りません。ようは、保育単価が上がらなければ給料も上がらないということになります。しかし、現在は保育士不足も深刻なことから、国も保育士の環境改善に力を入れている最中。もう少し我慢すれば、きっと今のような状況も打破できるでしょう。

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