2016年02月23日
就職・転職するなら知っておきたい!保育士が面接で質問されやすいこと
やっと履歴書が書き終わったと思ったのもつかの間、次に待ち受けているのは登竜門である面接です。何人かの面接官に見つめられる孤独な空間に緊張しない人はいないでしょう。そんな保育士の面接において、質問されやすいとされるものをいくつかピックアップしてみます。
志望動機
もっとも質問されやすく、それでいて回答に困るのが志望動機。いわゆる、「どうしてこちらの職場を志望したのですか」というやつです。こういった質問をされた際、何も対策をしていない人が答えてしまいがちなのが「給与が高いからです」「家から近いからです」「休みが多いからです」といった本音発言。中には焦りや緊張も相まってこのように答えてしまう人もいるでしょう。しかし、これでは面接官の印象はボロボロ。何なんだこいつは、なんて目で見られてもおかしくありません。
そこで、志望動機に対する質問への回答は職場の特徴を答え、自分がいかにその特徴を生かせるかを話しましょう。こうすることで、志望する職場をしっかりとチェックしていたという熱意が伝わりますし、どのような活躍が出来るのかも同時に伝わります。志望動機の質問は一番のアピールポイント。ここで成功するか失敗するかで面接の印象がだいぶ変わってきます。
参考:保育士の転職で志望動機・自己PRはどう答える?例文とポイントをチェック
保育士を選んだ理由
職場だけでなく、保育士という仕事自体について聞かれることも多いでしょう。たとえば「何故、あなたは保育士を目指したのですか?」といった質問です。この時、ベストな回答としては、子供が好きなことをアピールすることですが、いかにもな「子供が好きだからです」「昔から憧れていたから」などの回答は避けておくのが無難でしょう。決して悪いわけではありませんが、やはり他の人と同じというのはマイナスポイント。出来れば自分オリジナルの回答が欲しいところです。
一番のおすすめとしては、自分が子供を好きになったきっかけの体験談を話すこと。これなら自分以外は絶対に話せないオリジナリティあふれる回答になりますし、保育士になろうと思った説得力も出てきます。
長所と短所
いわゆる人間的なメリット、デメリットというやつで、これも聞かれることが多いです。こういった質問に対して嘘を答えるのはよくありませんが、単純に長所と短所を語るのもアウトかもしれません。もちろん、長所についてはガンガン話していってください。たとえば「実際に母親の経験があり、子供と接するのに自信がある」「専門学校で子供に接するボランティアをしていた」などです。
これに対して短所については、しっかりと答えながらも、今後の改善点も話しておくといいでしょう。短所だけを話してしまうと、完全なデメリットとして受け取られてしまいますが、改善点も話すことで前向きに考えていることが伝わります。これは保育士に限らず様々な場面で要求される回答なので、一度紙に長所と短所を書きだしてみるといいかもしれません。
参考:病気やうつなどの転職理由は答えていいの?保育士面接のときの伝え方のコツ
モンスターペアレント
少し前から話題にあがるようになったモンスターペアレントについて面接で聞かれることも多いようです。「モンスターペアレントに対してはどのように接しますか?」といった感じ。こちらに対しての回答は非常に難しく、コレといった答えがあるわけでもありません。そもそも、この質問に対する明確な答えがあれば保育園側が教えてほしいくらいでしょう。
そこで、自分なりの対処法を正直に答えてみてください。「納得のいくまで話し合って信頼関係を築きます」「相手の話をよく聞いて対策を講じます」といった風に、自分がもしモンスターペアレントに文句を言われた場合、どのように対処をするかを答えましょう。おそらく保育士として働く方は、一度はモンスターペアレントに遭遇することになると思います。そうなってから考え始めては遅いので、面接をきっかけに考えておいてください。