2016年04月09日
転職するチャンスかも!保育士にとっての公立保育園民営化のメリット・デメリット
年月と共に、保育園の環境にも変化が見られますが、公立保育園の民営化もまた、その中の一つです。民営化されることで、今までの働く環境も変わりますが、転職のチャンスに生かせることも。そんな民営化にともなう、保育士にとってのメリットとデメリットをチェックしていきましょう。
目次
公立保育園が民営化されると何が変わるの?
公立保育園の民営化は次々と進められ、身近な存在になりつつありますが、まずは、どんな変化があるのかをおさえておきましょう。
コストの節約につながる
民営化のシステムに移行することで、経費削減ができる、という経済的な特徴も挙げられます。これは、考え方や立場によってメリットとデメリットが変わる事柄でもあるでしょう。
職員が入れ替わる
公立保育園から民営化に移る過程では、職員を入れ替えるというステップが加わることがあります。できるだけ負担にならない工夫がされていますが、引き継ぎの難しさや雇い止めなどとの関係もあります。
保育園自体の環境の変化
保育園そのもののシステムにも変化があり、保育時間の拡大や園独自の給食メニューが導入されることなどがあります。これらの変化によって、保育園の個性が生まれることも期待できるでしょう。
民営化によって期待できるメリット
自分に合った職場が見つかる可能性
民営化にともなう保育園自体の変化によって、それぞれの保育園に個性が期待できることで、より自分の理想に合う職場に出会える可能性もアップするでしょう。オープニングスタッフ募集の求人も見られますので、新規一転、転職のチャンスにつながることもあります。また、新しいキレイな施設で働ける場合もあるでしょう。
参考:新設保育園のオープニングスタッフ求人のメリット!新しい保育園で働きたい
需要に応えるシステムとやりがい
保育園の需要は近年よく取り挙げられていますが、民営化によって、保育時間が拡大されることは、保育士にとってもメリットにつながる場合があります。延長保育や休日保育の対応は大変な面もありますが、保育士を必要としている人達の需要に応える上で、自分にとっての仕事のやりがいを見つけられることもあるでしょう。
モチベーションも上がる?
民営化にともない、保育の質については、賛否両論から心配する声も挙げられますが、保育の質やサービスが向上する可能性もあります。これらの環境によって、保育士としての展望が開けることもあるでしょう。ほかの保育園を意識しながら、さまざまなメリットを通して、モチベーションが上がり、自分自身のスキルアップに役立つこともあります。
参考:保育士として働くなら身に着けておきたいスキル&資格まとめ
デメリットも知って、自分にぴったりの働き方を探そう
厳しい現実もある
公立保育園を民営化する過程では、雇い止めの事態や低賃金の負担を受ける可能性も残念ながら挙げられています。経費削減は、保育士の働く環境にとってはデメリットにつながってしまう場合もあるでしょう。保育士としての職場の魅力が薄れたように感じてしまう時もありますが、新しい変化のメリットを上手に見つけて、自分に合った職場や働き方を探してみましょう。
引き継ぎの難しさからくるデメリット
職員の入れ替えにはデリケートな問題も含まれてきます。引き継ぎでは、今までの仕事のやり方と違う点などがあると、もめごとにつながってしまう場合もありますが、コミュニケーション能力を磨きながら、臨機応変な対応で上手に乗り越えましょう。
戸惑っているのは保育士だけではない
保育園は、保育士と子どもたちや保護者の方々とのつながりの場でもあります。保育の質の低下を心配する保護者の方への対応や、職員の入れ替えによる子どもたちの受けるストレスへの対応なども必要になる時があるでしょう。新しい環境にいち早く慣れ、サポートできる能力を身に付けることもデメリットの解決に役立つポイントです。