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2016年05月02日

どう書けばいいの?保育士の採用試験で出される作文の書き方のポイント

作文

保育士の採用試験の内容は施設によって異なり、様々な種類があります。面接や筆記試験を始め、実技や作文などを通し、合否が決まります。今回は苦手意識のある人も多い作文についてお伝えしたいと思います。受かるポイントを押さえた作文を書いて、内定を勝ち取りましょう!

保育士の採用試験で出される作文はココを見られる!

文章には書いた人のひととなりが現れます。文章表現から、あなたがどんな人間なのか、現場で他の先生や保護者に対し情報を適切に伝達できそうな人間か、社会人として必要な知性や教養があるのかを判断するのです。また、文章の内容から、保育士としての姿勢や情熱、あなたの考え方が園の理念と合っているか、などいろいろな角度から総合的に見られることになります。

作文の採点ポイント

作文試験の採点ポイントをいくつがご紹介したいと思います。

1.問題意識

作文の中に情報を加えすぎると、本来のテーマからかけ離れたものになってしまうことがあります。なるべく一つのゴールを決めて、主張に一貫性を持たせましょう。面接で聞かれたこととの一貫性を見られることもありますので、自分なりの考えを、自分の言葉で整理しておくとよいですね。
作文を書くときに、結論を先に書き、その理由やエピソードを添えていくと、書きやすいかもしれませんね。

2.オリジナリティ

論作文対策の書籍やインターネットサイトなどからの受け売りや決まり文句ではなく、「自分らしさ」が大切です。オリジナリティのある作文は自己PRにもなります。ただ自分が体験したエピソードを書くのではなく、そこから学んだこと、感じたこと、今後それをどう活かしていきたいか、などを文章の中に盛り込んでいくことで、あなたの将来性に期待を持ってもらえますよ。
きれいごとを並べる必要はありません。あなたの考え方や人間性がしっかり伝わることが何より大切なのです。

3.内容

社会人としての基本的な知識や教養が備わっているか、常識的かどうかが判断されます。あなたの考え方が園の理念に合っているのかも判断されます。園の理念に合わない内容の文章を書いてしまうと、当然よい評価はされません。施設ごとに理念や方針が違いますので、事前にしっかりと調べておきましょう。

4.文章作法

正しい文章で書かれていることは、作文試験において最低条件です。誤字脱字、文字数、原稿用紙の使い方などの基本的なことはもちろん、文章の読みやすさや丁寧な文字など読み手に対する気配りも大切です。保育士の仕事には連絡帳など手書き文章の作成も多いので、読みやすさや丁寧さはとても大切なことでなんですよ。

出されやすいテーマとは?

作文試験では具体的なテーマを与えられ、それについての作文を書くことが多いようです。どんなテーマが出されやすいのか、いくつか挙げてみました。

  • どのような保育士になりたいのか
  • これからの保育士の役割とは
  • これまでの経験から学んだこと、今後への活かし方

など保育に関する内容が多くあります。これらの内容は面接で聞かれることも多いので、面接で答えたことと作文の内容が違う、なんてことにならないように気をつけましょう。出されやすいテーマを知っておくと、対策を練ることができますよ。

採用試験の作文・論文の例文をご紹介

テーマ:「私自身が保育について考えること」

私自身が理想としている保育士は、一人ひとりの子どもとしっかり向き合い、それぞれの良い所や好きなこと、得意なことを伸ばすための保育ができる保育者です。それが、子どもの成長を支えるうえで重要だと考えています。

保育士は、子どもの成長をサポートする非常に大切で難しい仕事であると思っています。だからこそ、子どもの成長や発達について正しく理解していくことが重要であると思います。保育する子どもの年齢について、その発達を踏まえた保育を行うことこそ、最も大切なことではないでしょうか。さらに、どんな保育を展開するかだけでなく、子どもがどう関わってくるか、どのように参加してくるかも考えなければなりません。子どもはそれぞれ性格や好みが違います。それを予め理解し、子どもの性格を考慮して関わり合うことを意識して保育にあたりたいと思います。

保育実習の際に、身体を動かすダンスを行ったところ、どうしても参加したくないという3歳児の女の子がいました。普段、ダンスのときは皆と一緒に参加していたので、「おいで!」「一緒に踊ろうよ!」と声掛けをしたのですが、一向に参加してもらえませんでした。その女の子を観察していると、ダンスのある振付になると目を背けてしまうので、よくよう話を聞くと実はその時に選んだダンスの中にどうしてもできないところがあるため、参加したくないということでした。

その振付の部分は私が手を取って一緒にダンスをするから、と誘ってみると、女の子も笑顔で参加してくれました。子どもはうまく言葉で表現することができないことも多々あります。どんなときでも、その行動の真意はなんなのか、本当はどこに原因があるのか、一人ひとりの性格や発達段階などを踏まえて十分に考える必要性があることを実感しました。この経験があったからこそ、子供の成長・発達と個性を考えながら、保育にあたれる保育者を目指したいと思うのです。

最後に

作文試験に苦手意識があり、作文試験対策の書籍やインターネットサイトに頼る人が増えています。もちろん参考にするべきところはたくさんあるのですが、それに捕らわれ過ぎると、自分らしさを表現できなくなってしまいます。採用側が求めているのは、定型的な文章ではありません。基本的にどの保育園も人物重視で採用を決定します。自分の魅力を思い切りアピールできるよう普段から文章を書く練習をしておくと、試験当日も落ち着いて書くことができますよ。

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