2016年09月23日
介護主任の仕事内容や役割は?気になる職場での立ち位置や給料
介護職にはさまざまなポジションがあります。その中でも、介護現場において、とても重要な役割を担うのが介護主任。今回は、その仕事内容や役割、職場での立ち位置や給料など、介護主任について詳しく解説していきます。
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介護主任とは…
介護現場において、リーダーなどの上のポジション、つまり、介護現場のトップにあたります。経験年数さえあれば誰でもできるわけではなく、人柄やコミュニケーション能力、さらにはマネジメント力など、さまざまな要素が必要で、「この人になら任せられる」と選ばれて初めて、介護主任になることができるのです。
職場での立ち位置は?
わかりやすく言うと「中間管理職」になります。現場スタッフと管理職とのパイプ的な役割を担うことになるため、上司とも部下ともしっかりとコミュニケーションをとる必要があります。
仕事内容
介護主任になると、仕事の幅がぐんと広がります。施設によって内容は異なりますが、現場の指揮やスタッフ育成、シフト管理から始まり、会議や研修への参加、新規利用者の獲得、さまざまなデータ集計や管理などが介護主任の仕事です。
他にも地域のボランティア対応、実習生の受け入れや指導といったことも、介護主任が行わなければなりません。現場で起こったミスへの対応やクレーム対応なども、介護主任が先頭となって行うことが多いようです。基本的には、介護の実務をしながら、これらの業務を行うことになるので、仕事量は増えることになります。
人間関係の調整が大変
介護主任として働くなかで、特に大変だと言われているのは、職場の雰囲気づくりです。スタッフ同士の人間関係の把握はもちろんのこと、看護師と介護士はコミュニケーションが取れているか、必要事項の共有ができているか、行き届いた指導ができているか、など多くのことに気を配らなければなりません。
利用者やその家族との関わりにも気を配る必要があります。人間関係は職場の雰囲気に大きく影響するため、とても大変ですが、とてもやりがいのある大切な仕事なのです。
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気になるお給料
介護主任になると、仕事の負担は大きくなります。その分、お給料も大きく上がるのかというと、そういうわけではないようです。「仕事量を考えると足りない」という声も耳にします。
しかし、介護主任を経験することで、仕事の幅が広がり、介護士としてのスキルも経験値も、大きくアップすることは間違いありません。どこの施設へ行っても活躍できるだけの力がつき、将来的な出世にもつながる可能性があります。収入以上に得られるものが多いんですよ!
介護主任が必ずぶつかる壁がある
介護主任となって働き始めると、介護業務と事務作業など、その仕事量の多さに加え、気配りも必要となります。「現場を思うようにコントロールできない」「前任者と比較される」といった理由で、辞めたくなってしまう人も多いようです。
しかし、これは、どの介護主任も必ずぶつかる壁なんです。この壁を乗り越えることができれば、介護士として大きく成長し、自信がつきますよ。
ストレスを発散を上手に
仕事に慣れるまでは、うまくいかないことも多く、自分を責めて疲れてしまう人も少なくありません。しかし、介護主任は、職場の雰囲気を左右する重要な存在です。自分なりの息抜き方法を身につけ、ストレスを上手に発散しましょう。
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最後に
介護主任はとても重要なポジションです。その介護主任を任されたということは、それだけの経験や能力を、上司から認められているということ。ストレスも多く、大変かもしれませんが、介護業界でキャリアアップを目指すならば、介護主任は経験しておくべきポジションです。キャリアアップをしたい人は、ぜひ介護主任を目指してみてくださいね。