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2017年03月25日

介護士による入れ歯のお手入れ方法や入れ方!義歯を使用している場合の口腔ケア

介護士による入れ歯のお手入れ方法や入れ方!義歯を使用している場合の口腔ケア

歯は健康な体と切っても切れない、とても重要な役割をするものです。ところが高齢になってくると体のあちこちに衰えが起こるように歯や歯茎などの口腔環境にも大きな変化が現れるようになります。歯や歯茎が衰えることで自分の歯を失えば食事や日常的な会話などにも影響を受けることになり、結果的には体の健康状態にも様々な影響が出てしまうものです。

自分の歯を失って入れ歯を使用している人も高齢になるほどその数は増えますが、入れ歯の取り扱い方は実はとても大切です。介護士にとっても入所者の口腔ケアの中で入れ歯の取り扱い方法をきちんと理解し、正しいお手入れや装着方法をすることが求められます。

入れ歯の正しい取扱い方のコツ

入れ歯はその人の口の中にきちんと収まるようにサイズの合ったものを正しい装着方法で使用して初めてうまく噛むことができます。歯茎に合ったものであることが大前提ですが、その人の体の状態と同じく口の中の状態と言うのも一定ではありません。その為定期的に歯科検診を受けて入れ歯が合っているかどうかを確認することはとても大切です。

また、正しい状態に装着できていないと不快感を感じるばかりでなく、人によっては痛みを伴う事もあるので、介護士が正しく装着できているかどうかを日常的に確認する必要があります。まず最初にうがいをして口の中を潤わせてから、入れ歯を斜めにして左奥歯からはめてゆくようにします。装着する時は上の入れ歯から入れるようにし、外す時には下側から外すようにします。歯茎との間に隙間ができないように必要であれば入れ歯安定剤を使用し、歯茎にぴたりとはめるようにします。

入れ歯のお手入れを怠ると様々な影響が現れる

入れ歯は洗浄作用がないため、ものを食べることで歯間や歯茎との隙間が汚れやすくなります。虫歯予防は必要ありませんが、入れ歯は清潔な状態に洗浄しておかないと口の中の環境が悪化して体に様々な影響を受けることになります。食事後には必ずはずして水ですすぐことと、寝る前にははずして入れ歯洗浄剤に漬けおくことが必要です。入れ歯の手入れをきちんと行わない状態で使用し続けると、口臭を発するだけでなく様々な病気の原因になる事が考えられます。

まず、入れ歯が当たる部分の粘膜などが炎症を起こす義歯口内炎は口の中の真菌類が原因の一つであり、口内の粘膜が白っぽく、苔のような付着物が着くとがあります。また、食べ物などが誤って気管に入ってしまう誤嚥から起こる誤嚥性肺炎は嚥下障害がその原因ですが、入れ歯が合わないなどの理由で食べること自体が苦手になってゆくと嚥下能力も衰え、より誤嚥性肺炎を起こすリスクが高まります。

入れ歯を洗浄する目的と洗浄方法

日常的には食事の後に入れ歯を取り外して水洗いすることが必要ですが、入れ歯の洗浄時にはまず入れ歯に付いた汚れを水洗いしてから専用の磨き粉とブラシを使ってブラッシングして汚れを落とします。この時に一般の歯磨き粉を使用すると研磨剤が入っていた場合入れ歯を傷つけることになるので、入れ歯専用のものを使うようにします。その後磨き粉をきれいに洗い流してから洗浄剤をしようしますが、夜眠る前に入れ歯を取り外した時には水につけるのではなく洗浄剤に漬けておくようにします。

翌朝に取り出して再び装着する際には入れ歯洗浄剤を水洗いして洗い流してから装着することが大切で、洗い残しがあると口の中の粘膜の炎症の原因になる事もあるので要注意です。そして入れ歯がきちんとあっているかどうかを確認するために定期検診を受ける事で、口腔疾患の予防にもつながります。日常的には介護士は正しく装着されているかをチェックすることが大切で、中には自分ではずしてっしまったり、外した後にいい加減な装着の仕方をしてしまうケースもあるので注意が必要です。

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