2016年08月16日
転職面接で有利になる介護の資格!介護士が取得しておきたい資格まとめ
無資格でも働くことができる介護職。「未経験OK」という求人も多く出ていますよね。しかし、やはり資格を持っていた方が転職には有利になります。もちろん待遇などの条件も、有資格者の方がより良いようです。そこで今回は、転職面接で有利になる介護の資格をご紹介します。
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目次
初めて介護職に就くなら「介護職員初任者研修」
介護職員初任者研修は、介護業界で一番最初に取得する資格です。以前は「ホームヘルパー2級」という名前の資格でした。スクーリングや通信講座で130時間の研修を受け、最後に筆記試験があります。費用は5万円~となっており、難易度も比較的低めです。介護職以外の業界からの転職、未経験で正社員転職を検討している場合は、取得しておくべき資格です。仕事の求人は常に一定数あるので需要も高く、介護福祉士につながる資格ですよ。]
より有利になる「実務者研修」
実務者研修は、介護職員初任者研修のひとつ上で、改定前のホームヘルパー1級にあたる資格です。無資格、未経験からでも取得できますので、実務者研修の資格を持っていると、異業種からの転職も、より有利になりますよ。この資格を持っていると、「サービス提供責任者」として勤務することができたり、「喀痰吸引」が可能となるので、介護職の業務の幅が広がります。将来介護福祉士を受検しようと思っている場合は、実務者研修を終了していることが必須となります。
転職でリーダークラスを狙うなら「介護福祉士」
介護福祉士は、介護資格の中で唯一の国家資格です。この資格を取得していれば、おそらく転職先に困ることはないでしょう。また、今後のキャリアや給料にも大きな差がつく資格です。実務経験が3年以上、実務者研修を修了していることが受験資格となりますので、異業種からの転職というより、介護職でリーダークラスを目指して転職する場合に、持っていると有利になりますよ。年々受験資格が厳しくなってきていますので、早めの取得がおすすめです。
ほかにもおすすめの介護系資格
上記の3つがメインの資格ですが、他にも介護系の資格があるんです。
介護予防運動指導員
最近は介護予防が注目を集めており、要支援者が要介護にならないようなリハビリ特化型のデイサービスが増えつつあります。そういった施設で活躍するのが、「介護予防運動指導員」の資格です。行動科学や高齢者筋力向上トレーニング、高齢者の栄養改善活動などを学び、最後に修了試験があります。受験資格は、実務者研修修了者、初任者研修修了者で、実務経験2年以上となっています。他にも介護予防指導士、健康運動指導員といった類似資格がありますので、自分の学びたいことに合わせて取得するといいですね。
福祉用具専門相談員
福祉用具専門相談員は、利用者本人や家族の要望に応じて、その方の状況にあった福祉用具の選定、使い方など相談や用具の調整等を行います。利用者の生活に直結する、とても重要な資格です。指定福祉用具貸与事業所は二名以上配置するよう義務付けられているため、就職面から見ても注目度が高いと言えます。
最後に
履歴書と面接でしか自分をアピールできない転職では、資格が何よりの武器になります。自分が納得のいく環境で働けるようにするためにも、転職の前には資格を取得しておきましょう。ハローワークの職業訓練で受講できる講座もありますので、転職の際には活用するといいですね。まずは、初任者研修や実務者研修を取得し、転職先で働きながらステップアップの資格を取得する、というのも一つの方法です。介護関連の資格は増加傾向にあり、年々難しくなってきています。また、細分化されつつありますので、早めに取得するのがおすすめです。