2016年09月28日
定着率の高い介護施設を見分けるには?介護士が長続きしない職場との違い
どんな職場であっても、最も気になるのが人間関係。職場の雰囲気が良くて良い人間関係を築くことができれば、仕事内容が多少辛かったとしても続けていくことができるものです。介護の職場にも同じことが言えるでしょう。
介護の仕事は人間相手の仕事。戸惑ったり迷ったりすることもあるかもしれませんが、そんな時相談することができたり、分からないことがあった時に質問しやすかったりする職場は人間関係が良いと言えます。
新人であれば、更に分からないことがあって当然。質問した時に気持ち良く答えてくれたり、誰に聞いても同じ答えが返ってくるような職場は、信頼できる働きやすい職場だと言えます。
介護の転職を成功させる基礎知識
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働きやすい職場であること
介護士の仕事は、一つ間違うと怪我などに繋がる気の抜けない仕事です。その為、職場で働く全ての人がしっかりと情報を共有できていることが求められます。
シフト勤務をしている職場も多いと思いますが、ベテランも新人も関係なく、きちんと大切な情報が伝えられているか否かは、仕事をする上での安全性にも関わってくること。事故防止にも繋がります。
また、職場の空気を良くも悪くもする大きなポイントです。それが、しいては職員の団結力やモチベーションにも影響してきますので、軽視することはできないです。大事なことは口頭で伝えるだけでなく、書面でも伝える姿勢があるところの方が情報は把握しやすいものです。
また、方向性が決まっている職場も働きやすいと言えるでしょう。職場の方針は、施設によって異なります。ただ、何に力を入れているのか、何を大切にしている職場であるのかはっきりしていれば、働く人たちも動きやすくなります。
方向性が曖昧になっていると、職員もどちらを向いて働けば良いのか分からず、職員同士でぶつかり合ったり迷ったりしやすくなります。排せつ介助や食事介助に力を入れている施設、リハビリを頑張っている職場など、具体的にその施設の方針がはっきりしていると働きやすいものです。
新人も意見を話しやすくそれをちゃんと受け止めてくれる職場
成長したいと思っている職場は、どんな立場にある人の意見であっても謙虚に聞こうとします。新人だからこそ感じる疑問点だってあるかもしれません。そんな時、遠慮なく意見を言うことができたり、真面目に意見を聞いてくれたりする雰囲気がある職場は、信頼しやすく協力しやすい職場だと言えるでしょう。もちろん、やる気アップにも繋がります。
新人を育てる意欲がある職場
職場にとっては、職員一人一人が大切な財産です。長く働いてもらいたいと考えれば、職員の教育に力を入れたいと考えるのは当然。施設の事情などによって、できることに違いはあるかもしれませんが、その中でも工夫して社員の教育に力を入れようとしてくれるところは良い職場です。
日頃から、指導係を付けるなどして新人が働きやすく仕事を覚えやすくなるよう努めたり、研修にも積極的に参加できるよう環境を整えてくれる職場は、気持ちを前向きにしてくれます。もっと仕事ができる人間になりたい、施設に必要とされる人材になりたいと思わせてくれます。
ココもチェック!
挨拶や言葉遣いなど人に対する姿勢がどうかはチェックしておきたいところ。見下した言い方をしたり、敬語がメチャクチャだったりする職場は、全ての職場がそうであるとは言いませんがレベルがあまり高くない場合もあります。電話での受け答えも要チェックです。
また、しょっちゅう職員を募集しているような職場も注意した方が良いかもしれません。規模拡大の為に人員を増やそうとしているなら別ですが、職員が頻繁に辞めるような職場は辞めたくなる原因があると見ることもできます。スタッフの数が少なくて余裕がなかったり、残業が多いなど働く環境に問題があるのかもしれません。よく考えて応募するようにしましょう。