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2017年11月07日

転びやすい高齢者の転倒対策!介護士ができる利用者の転倒事故の防止方法について

倒れる女性

転倒は介護事故の中で高い割合を占めることも。高齢者の場合には一般的に挙げられる転倒の注意事項だけでなく、個々の高齢者の立場に沿って転倒のリスクを把握し防止に努めることが大切です。転倒の危険性も理解しながら、どうすれば防げるのか、というポイントをおさえて日々の介護に役立てましょう。

転びやすい高齢者の危険

年齢を重ねるとさまざまな機能の衰えが目立つことがありますが、高齢者の場合には段差や障害物がない平なところでも転倒してしまうことがありますので注意が必要です。バランスを崩してよろめいてしまうなど、常に転倒の危険性があることを理解しておきましょう。

転倒しやすいケースを把握して、先回りして防止することが役立ちます。たった一度転んでしまっただけで、大きな怪我をしたり、車椅子が必要になったり、寝たきりになってしまったりすることもありますので、転倒の危険性を十分に理解して防止に取り組みましょう。骨粗しょう症を抱えている利用者などはさらに怪我のリスクも高まりますので、それぞれの人に合わせて十分に配慮することが大切ですね。

さまざまにある転倒の原因

自分の動きや周りに気を配れなくなる、落ち着きがなくなるなども含めて、注意力や判断力が低下していると転倒しやすくなることがあります。認知症が影響している場合もあるでしょう。

また、飲んでいる薬の副作用が原因の、めまい、ふらつき、眠気、ぼーっとする、筋肉の緊張低下、などが転倒につながることもありますので、服用している薬にも注意が必要になります。病気との関連では、身近な病気である水虫も転倒の原因の一つ。足の健康が害されることからバランスを崩して転倒につながるケースもありますので、些細な原因にも気を付けていきましょう。

利用者の転倒事故の防止方法

利用者の様子を細かいところまで観察

足が上がりづらくなってきている、視力が低下してきている、などの日々の変化を見逃さないようにしましょう。認知症がある場合には進行の様子、病気を抱えている場合にはどんな薬を飲んでいるか、などの具体的な事柄と合わせて、その時々の心理状態の把握も役立ちます。例えば、姿勢に苦痛を感じていて自分で無理に動こうとしてしまうことが転倒のリスクにつながる場合もあるでしょう。

転倒防止のためのエクササイズ

若い時のように鍛えることは難しくても、日々の運動は転倒防止に役立つことがあります。長く歩ける体を作るためや健康管理にも役立つでしょう。ストレッチなどでもメリットにつながることがありますので、利用者にできる範囲で軽い体操などの運動を促すのも良いですね。

転倒防止の環境作り

滑りやすいところや床の段差をなくす工夫を常に心がけましょう。足元に障害物がないことはもちろんですが、輪ゴムなどの小さなものや水滴でも危険につながることがありますので注意が必要です。夜間は暗く、寝ぼけている場合もあるため転倒のリスクが高まることも。足元をライトで照らして明るくするなどの工夫も参考にしてみましょう。

また、利用者の履く靴にも気を付けて、滑りづらくつまずきにくい、足に合ったものを履いてもらうようにしましょう。スリッパはかかとがないため危険度が高いので、なるべくかかとのある履物がおすすめです。

転倒した時の状況を把握しておく

万が一転倒してしまった場合には、その時の状況を細かく把握して、なぜ転倒したのかを知ることも大切。どこに何があった、またはなくなっていた、どのような環境で何をしようとしていたか、利用者の体の状態はどうだったか、などを観察しておきましょう。原因が解明されないと再び転倒するリスクがありますので、しっかりと把握して予防していくことが大切です。

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