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2016年10月08日

介護施設の外出レクリエーションで気を付けたい!職員の注意点を知ろう

高齢者

外出レクリエーションは、普段施設内で過ごす利用者にとって、とても楽しみな行事です。利用者に安全に外出レクリエーションを楽んでもらうためには、職員が注意しなければならないことも多いですよね。どのような点に注意していけばよいのでしょうか。

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計画書の作成は細かいところまで

外出レクリエーションを計画する際の注意点をみてみましょう。

外出先のリサーチ

施設からの移動時間や手段、トイレや歩行スペースの広さやバリアフリーの有無、車椅子が走行できるかなど、外出先や移動に関してのリサーチは徹底的に行いましょう。この情報があるか無いかで、外出レクリエーションの質が大きく変わってきます。参加する利用者に無理がないよう、細かいチェックが必要です。

他職種との連携

外出レクリエーションを企画する際には、介護士だけでは判断できない部分も出てくるため、看護師などの他職種との連携が不可欠です。また、外出レクの実施中にトラブルが起こったときなどは、施設に残っている職員の協力も必要となりますので、同行する職員だけでなく、全職員が外出レクの予定やタイムスケジュールを把握しておくようにしましょう。

送迎車を利用する場合は、ショートステイの送迎時間には車が空けられるか、デイサービスの送迎時間までに施設に帰ってこられるか、といったことも十分に打ち合わせをしておかなければ、他のサービスに影響を及ぼしてしまうことになりますので、気を付けてくださいね。

緊急時の対応を明確に

外出レクリエーションでトラブルが起きてしまった場合、参加者が急に体調を崩してしまった場合など、万が一のことがあった際に、どのような対応を取るのか、誰が事業所や家族に連絡をし、誰が救急車を呼ぶのかなど、対応する人をできるだけ詳しく決めておきましょう。

参加する利用者の選出

外出レクリエーションに参加する利用者を選出する際には、使用できる車の台数や、当日配置できる職員の人数を考慮して、参加人数を決めましょう。トラブルの発生をできるだけ防ぐために、利用者同士の相性も考慮するといいかもしれません。

外出レクリエーション当日は細かい配慮を

外出レクリエーション当日のには細かい配慮が必要となります。

体調の変化に配慮した持ち物

高齢者は環境に順応する能力が低下しているため、ちょっとした変化が体調に影響を与えます。帽子や上着、ひざ掛けなど季節や気温に応じて対応できるよう準備しておきましょう。

こまめに水分補給ができるよう飲み物なども必要です。何が起きるか想定できないので、救急セットなども準備しておかなければなりません。

移動中

外出レクリエーション当日、利用者はワクワクしています。早く行きたい気持ちが先行してしまい、車両に乗り降りする際などの段差への注意力が低下してしまいがちです。

そういった利用者の気持ちを理解したうえで、職員同士がしっかりと目を配る必要があります。移動中には車酔いをしてしまう可能性もあるため、乗車中も利用者の表情や体調の変化を観察しておきましょう。

外出レクリエーション終了後

外出レクリエーションは、施設に帰ったら終了というわけではありません。普段と違う行事の後は、いつもより疲れていたり、興奮していたりする利用者も多いものです。施設に帰った後も、外出レクに参加した利用者の様子をしっかりと観察し、体調の変化を見落とさないよう気を付けてくださいね。

最後に

外出レクリエーションは、利用者にとって、非常に楽しみで、とても思い出に残る行事です。せっかくの楽しい機会に、悲しいことが起こらないよう、計画から終了後まで細かい配慮が必要です。

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