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2016年08月13日

言葉遣いの乱れに気をつけたい!介護士が利用者に話しかけるときのポイント

黒板に書かれた吹き出し

介護士の言葉遣いが乱れているという記事がさまざまなサイトで上がっています。利用者の生活に密着してサポートをする介護士。介護士が利用者に話しかけるときは、どのようにするべきなのでしょうか。

介護士と利用者に関する記事

こんな言葉遣いしていませんか?

実際に介護の職場で見られる言葉遣いをまとめてみました。

タメ口

敬語だと堅苦しい、馴染みにくい、なんていう意見もあるようですが、利用者さんはお友達ではありません。仲良くなり、お友達のように接したくなる利用者もいるかもしれませんが、あくまでも職員と利用者、そして、利用者は人生の先輩です。人生の先輩を敬う気持ちを忘れてはいけません。

幼児言葉

「あーんして」、「上手に食べられたね~」のように、小さな子どもに話しかけるような言葉で話しかけている職員を目にしたことがありませんか?介護士のこういった言葉遣いは、特に認知症の利用者に対して、よく見られます。認知症ではない人には敬語、認知症の人にはタメ口と使い分ける介護士もいるんです。認知症の利用者に対して、普通の言葉で話しても伝わります。実は不快な思いをしている、という利用者もいるかもしれません。

命令口調

利用者の中には、耳が遠い方や認知症の方が多くみられます。意思疎通が難しくなっている利用者に対し、命令するような口調はよくありません。また、「なんでできないの!」のような、責め立てる口調もいけませんよ。

あだ名や呼び捨て

親しみを込めて利用者にあだ名をつける、これは一見、親しみやすいように感じるかもしれませんが、介護士は職員、利用者はお客様です。きちんとけじめをつけましょう。一般企業ではお客様や取引先に対して、あだ名で呼んだり呼び捨てにしたりということは、ありえません。

伝え方が大切

お年寄りは人生の先輩です。人生の先輩として尊敬する気持ちを忘れてはいけません。それを一番簡単に表現できるのが言葉遣いですね。利用者に対し、丁寧な言葉を使うことが必要です。
「敬語=堅苦しい」というイメージがありますが、声のトーンや話し方、話すスピードで柔らかい印象になります。相手の目を見て、ゆっくりと丁寧に話すことで、言葉以上の気持ちが伝わることもあるんですよ。

時にはタメ口も?

介護士と利用者の中に、圧倒的な信頼関係があれば、時と場合によりタメ口もいいのではないでしょうか。それでもやはり、命令口調や幼児言葉は避けなければなりません。タメ口で話す際には、相手の反応をよく見ることと、年長者を敬う気持ちを忘れないようにしましょう。「親しき仲にも礼儀あり」です。

言葉遣いは施設の印象も左右する

もし、自分の親が施設にお世話になっていて、職員から馴れ馴れしく話しかけられていたら、どんな気分ですか?また、介護士が利用者の家族と話すときに、うっかりタメ口で話してしまうと、どうでしょう。あまりいい印象はありませんよね。利用者がどんな状態であれ、身内にとっては大切な人ですから、介護士の温かく、きちんとした言葉遣いは、家族にとっても安心できるものなんですよ。介護士ひとりひとりの言葉遣いが、施設の印象を左右するのです。

言葉遣いには人間性が表れる

言葉遣いには、その人の人間性や相手への気持ち、敬意を払っているかなどが表れます。介護士の言葉遣いを見れば、利用者に対する姿勢が見えるのです。堅苦しいイメージの敬語も、相手への思いやりを持って、相手に伝わるよう気を付けて話せば、きちんとその気持ちは伝わりますよ。
また、介護士は利用者の家族とも話す機会も少なくありません。「うっかり」することがないよう、日ごろから、きれいで正しい言葉遣いをするよう心がけましょう。

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