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2016年05月31日

保育補助なら無資格でも働ける?保育士との違いやメリット・デメリット

スマイルSUPPORT保育

保育園で働くには、保育士資格が必須だと思っている方は多い事でしょう。ですが実際は、保育園で働く人には、保育士の他にも保育補助という職種があります。保育士の資格を持っていなくても働ける保育補助とは、どういった仕事なのでしょうか?ここでは、そんな保育補助の仕事について説明していきます。保育士との違い、メリットやデメリットなどを詳しく見ていきましょう。

保育士と保育補助の違いは?

保育士と保育補助との違いは、保育士の資格を持っているかどうか、という点です。保育士として働くには、国家資格の取得が必要になります。ですが、保育補助の場合は、保育士資格を持っていなくても働く事が可能なのです。資格が無くても働けるという事で、幅広い年齢層の方から人気の職種です。但し、全ての施設において保育士資格が必要無いという訳ではありません。中には、保育補助でも保育士資格が必要な保育園などもあります。

仕事内容は?

仕事の内容は、保育士のサポートが主です。担任の先生の補助や、雑用などが多いようです。ですが、こなす仕事内容に、保育士との大きな違いはありません。食事やおやつの準備、遊びの時間の準備、そして後片付けといった雑用なども行いますが、子供達を見たり、一緒に遊んだりもします。さらに、保護者の方とのコミュニケーションも大事な仕事です。人手不足の保育園などでは、保育士と比較しても変わらない程に仕事をこなす所もあります。とは言え、あくまでも補助という形ですから、雑用などの仕事が主になる保育園が多いようです。

最近は、共働き世帯の増加や核家族化が進んだ背景があります。そういった中、保護者の方からの要望もあり、早朝保育や延長保育、夜間保育などを行う保育園が増えてきています。保育園によって差はありますが、朝7時から園児を受け入れたり、深夜まで預かったりする所もあります。そういった保育園では、保育士の勤務形態でシフト制をとっている所も多くあります。そんな中で、限られた人員で、長時間の業務をこなす事は難しくなってきます。そういった時に、保育士をサポートする立場として、保育補助が活躍します。

また、子育ての経験があると有利という側面もあります。その為、子供の手が離れた主婦の方にも人気です。保育補助なら、2~3時間からの勤務が可能な保育園もあり、働きやすい環境と言えます。

保育補助として働く方法

保育士と同じように、保育園が私立なのか公立なのかで、採用の方法が違います。私立の保育園では、運営する企業や社会福祉法人など、その保育園ごとに求人の募集をします。一方、公立では、それぞれの自治体ごとの募集となっています。

参考:株式会社と社会福祉法人で働く保育士!運営主体による保育園の違い?

メリットとデメリット

メリット

保育補助のメリットとして、

  • 保育士の資格が無くても働く事ができる。
  • 保育園での実務経験を積む事ができる為、保育士の資格取得を考えている人には良い。
  • 1日2~3時間、週2~3日からの勤務が可能な保育園も多く、フルタイムで働く事が難しい人にとっては働きやすい。
  • 後々に保育士資格を取得できた時には、そのまま保育士として採用され、昇給の可能性もある。
  • 自治体によっては人員が足りない保育園が多く、保育補助の求人数が多い。

といった事が挙げられます。

デメリット

一方、デメリットは、

  • 保育士よりも格下の扱いになる場合がある。
  • 保育補助の正社員雇用は少なく、ほとんどの場合がアルバイトやパートといった非正規雇用。
  • 保育士と比べると、給与が安い。
  • あくまでも補助の為、子供と関わる時間が少ない事も多い。
  • 保育士資格が無い為、仕事内容に制限が出てくる。
  • 給与や待遇などがしっかりしていない無認可保育園の求人が紛れている事がある。

といった事があります。

まとめ

子供達や保護者の方にとっては、保育士も保育補助も同じ、大事な子供を預ける相手です。子供を預かる時点で、保育士と同じように、大きな責任が掛かってきます。それでも、保育士の資格が無くても子供達と関わる事ができる、やりがいのある仕事ができるのが保育補助です。保育の仕事がしたいと考えている人には、魅力的な職種と言えるでしょう。

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