2016年07月12日
行事が大変で転職したい!保育士のイベント準備が少ない職場の探し方
保育園では、運動会やお遊戯会などをはじめ、お祭りや親子遠足などさまざまなイベントが行われます。子どもたちにとってはとても楽しみのイベントですが、保育士にとってはとても大変なものですよね。今回は、イベントの準備が少ない職場の探し方をご紹介します。
目次
楽しいイベントも保育士は準備が大変
保育園でのイベント前でも、保育士は準備に専念することはできません。保育時間には準備を行うことができず、園に残って準備したり、持ち帰って自宅で準備したりすることも少なくありません。サービス残業になってしまうことも多いんです。大きなイベント以外にも、誕生会のように毎月行われるイベントもあり、お誕生日カードの製作などの作業も入ってきます。子どものためとはいえ、その負担は大変なものですよね。
イベントが少ない職場を探す方法
イベントが少ない職場を選べば、それだけ負担が減りますよね。ではイベントが少ない職場はどうやって探したらよいのでしょうか。
求人情報や口コミを頼りに探す
最近は、土日も休みがとれない保護者が多いため、一般の保育園でもイベントは減少傾向にあります。片親の保護者に対する配慮で、父の日や母の日のイベントが行われない保育園もあるんですよ。保育園ごとの特色がありますので、イベントが少ない保育園を探してみると良いかもしれませんね。
求人情報や口コミ、園のホームページをしっかりチェックしてみましょう。
小規模保育園
近年増えてきている小規模保育園。0~2歳児を対象とし、定員が6人以上19人以下となっています。年齢的にも人数的にも、イベントの実施が難しいので、イベント準備が苦手な保育士さんにはピッタリかもしれませんね。
事業所内保育所
企業が社員の為に設営している保育園は、行事やイベントが少ない傾向にあります。運動会やお遊戯会などといった大きなイベントが行われていない保育所が多く、イベント準備の負担は随分と少ないようです。事業所内保育所は園児の数が少なめである、という点も、負担軽減の一因と言えます。
ただし、事業所内保育所は、事業所に子どもを持つ女性がいなくなると、存続できなくなってしまいます。事業所内保育所を探す際には、女性社員ができるだけ多い事業所の保育所や複数の企業で共有されている保育所を選ぶようにしましょう。
派遣保育士という方法
派遣保育士は時給制なので、「イベントの準備で残業」なんてこともほとんどありませんよ!「朝だけ」、「夕方だけ」などといった短時間や「週3日」などという働き方をしていれば、イベント準備を負担する割合も自然と少なくなりますよね。ただ、派遣の保育士は労働条件に制限があります。派遣の保育士として働く場合は、事前にきちんと確認しておくことが必要です。
イベンの数だけでは判断できないことも…
イベントの少ない保育園を探せば、準備の負担が少ないとは限りません。いくらイベントが少なくても、保育士の人数が不足していれば、準備の負担は大きくなります。イベントが多くても、保護者に手伝ってもらったりする保育園もあるので、「イベントの数=準備の大変さ」とは一概には言えない部分があるんです。転職の際には、イベントの数だけでなく、保育士の人員が不足していないか、保護者の手伝いが入るか、などもチェックしておきましょう。
最後に
イベントと準備は本当に大変です。だからといって、まったくイベントがない保育園や、イベントが少ない保育園でばかり働いていると、行事を運営するスキルが身に付かず、「大きい保育園で働きたい」と思ったときにネックになってしまう可能性があります。ご自分が将来、どういう保育士として働いていきたいか、も考えて転職することが大切です。